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価値観を共有して早く遠くに進む

「早く行きたければ一人で進め。 遠くまで行きたければみんなで進め」
ここ最近、時代の変化が早過ぎて、自社的には進んでいるつもりでも、客観的に我が社を見ると、停滞しているか、なんなら後退しているような気がしてなりません。わたしは早く、遠くまで行きたいのです。
そのためには、社員全員が、心や価値観をひとつにして、全力で走るしかありません。

みんなで 早く遠くに行く方法 3選
1,会社の価値観を社員全員と共有する
2,全員でキマリを徹底する

3全員で学び続ける

会社は「同じ目的を実現するために集まった集団」だと思いますが、色々な人がいます。それぞれ異なる価値観や考え方を持っています。
我が社の事業理念は、「靴を通じて、地域のお客様に、より豊かなライフスタイルを提供します」です。
同じ思いを持っていても、「豊かさ」や「提供方法」は、人によって価値観が違うかもしれません。
極端な例を挙げれば、「特別な日に履くような、一生物の高級な靴を、じっくり何時間もお客様と対話しながら販売したい」のか、「毎日のように履く靴を、たくさんのお客様に気軽に購入していただきたい」のかで、店構え、品揃え、接客、陳列、販促など、すべての方針が異なってきます。

我が社では、価値観を共有する道具として、社長が熱い想いで書き上げた「経営計画書」が社員、パート社員に配布されています。様々な方針が書いてあります。

その1つに、「社員に関する方針」があります。

「能力よりも価値観(考え方)を共有できることを重視する。」

その下に、「能力×熱意×考え方」と書いてあります。
これは、京セラ、KDDIを創業した稲盛和夫さんの、有名な「人生の方程式」の一部だと思われます。
本来の式は
「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」です。
人生が成功するかどうかは、考え方、熱意、能力、それぞれの点数のかけ算で表せる、と言う考え方です。

この3つの要素のうち「考え方」が特に重要です。
「能力」や「熱意」は、0ゼロから100点まで。
「考え方」は、ネガティブなマイナスの考え方もあるため、マイナス100からプラス100点まであります。
なので、能力や熱意があっても、考え方がマイナスだと、人生はすべてマイナスになってしまうのです。

仕事に対する「考え方」では、会社の方針やビジョンを理解して、よし!やってみよう、がんばろう!とプラスなイメージが持てるかどうか、つまり、共感が持てるかが重要です。

能力がなくても、考え方が共有できれば、「しっかり教育します」。
考え方が共有できない人は、能力があっても、なくても、「他社で力を発揮してください」と、ハッキリと書いてあります。

考え方の合わない会社で働くことは、かなり苦痛だと思います。
会社にとっても、みんなが前を向いて走っているときに、1人だけ後ろを向いている社員がいたら、それだけスピードは落ちますし、仲間の士気にも悪い影響を与えます。
なので、価値観の共有が進むと、能力のある人から、自然と退社していきます。

組織の基本は、業務と分業のキマリと仕組みです。
個人の能力の合計よりも、分業をしたときの総合力の方が大きいのです。
なぜなら、分業することによって、専門的に、効率よく仕事を進めていくことができるからです。また、異なる能力を持った人々が協力したり、新たに学び合ったり、他人の目的のために自分の力を使ったりすることで、1人の能力の、何倍もの実力を発揮できるようになります。もちろん、先程の「考え方」がプラスの人が前提です。
キマリ(基準)があることで、価値観が共有できます
キマリを徹底したり、キマリを向上していく仕組みも重要です。

わたしは、様々なキマリを作ったり、キマリが習慣化できるような仕組みを考えたりすることが多いのですが、もっと早く遠くに行きたいので、この頃1人では限界を感じています。日々の大量の業務をこなしながら、さらに改革、改善をするには、時間が全く足りないのです。

もっとみんなで考えて、全員が全速力で走れるように、分業をもっと上手にするには、どうしたらよいか、キッカケ作りや、動機付けをもっとしていこうと思います。
みんなが活躍できる会社を目指し、早く遠くへいけるように、仕組みを作るための仕組みづくりから、始めたいと思います!

(ちっとも早くできなさそうです…何事も一歩一歩、積み上げですね。しかも、前回のわたしの記事、「キマリはなかなか守られない」でした(^◇^;)。ダメじゃん!冒頭の3選が、若干恥ずかしいですね。)

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