第4回週一冒険☆息子とヘドバン
先日、息子とストロベリーソングオーケストラのLIVEに行った。
息子とわたしの間でフェイバリットなヤツーラ投げ合う大会を時々してて、私は筋肉少女帯やら戸川純やら香奈やらトーストガールやら人間椅子やら廻天百眼やらを布教し、何個か引っかかった中に｢ストロベリーさん｣があり、じゃあ近々LIVEがあるから行く？と聞いたら｢行ってみたい｣との事で、息子との参戦が叶ったのである。
(ちなみに｢尾崎豊｣も布教してはみたが、息子たちが15歳付近に差し掛かるたび｢ぬぅっすんだバァアイクではぁっしりっだあすううう｣と歌い続けてしまったので、完全にダサい歌に成り下がってた。ごめんね、尾崎。)
そういえば最後にストロベリーさんを観たのは2020年1月。そろそろ例のアイツで世間が騒ぎ始めた頃だったなー。(アイツのせいで2021年も2022年も休止となったが味園のやつ、ほんま好きなので来年は行きたい。やってほしい。)
まあそんなストロベリーさんに息子と行く事になるなんて！うひひ。
さてその日は早めに出かけ楽器店に行きいろいろ盛り上がり、おしゃれな居酒屋にて2人とも飲めないけどバクバク喰らい。(元々そんなに飲む方でもないがガン発覚後から全くお酒は飲んでない。)
開場が18時で開演が18時半で、居酒屋入ったのが17時。
そこから歩いて10分ほどだったので、まあ18時15分に出りゃ余裕っしょ✌️
息子とのお食事なので、特にベラベラお喋りに時間を奪われる事もなく、さぁ17時半だし〆食べて行こか！ と、2人で選んだのが
うに釜飯。
美味しそう。しかもゴージャスにイクラトッピングしてやれ(食事療法中であれど、たまにはいいだろうの精神(が頻繁な気、、、))
我が家は土鍋でご飯を炊く。息子も料理が趣味なので土日は作ってくれ、もちろん彼も土鍋で飯を炊く。
2人とも炊く時間蒸す時間は当然把握しておる。
よって、17時半の注文は18時開場に間に合わなくとも18時半開演には余裕で間に合うはず！
だが、釜飯が運ばれてきたのは17時50分！
そんなに待ったのなら、少しくらい火が通った状態でかと思ったら、生米状態であった！
無常にも若い女給はほほえみ、固形燃料が消えてから蒸らしは15分です、と告げる！
なんとかなるか！今から15分で沸騰するはず！なら蒸らしを省けば、18時5分！その後10分も経たずに喫食してしまえば、勝利はこの手に！
だが、しかし！
私たちは甘く見ていたのだ！
固形燃料の火力を！
18時15分になっても固形燃料は消えず。(なんとか米はフツフツと炊けてはいる模様)
うん絶対無理！
そして案の定
間に合わんかった！
けれど
めさくさ美味かった
2人でガヒガヒ笑いながら、蒸らしどころか固形燃料が消えないまま、ちょっとばかりベチョッた芯のある飯だったとしても
めさくさ美味かった！！
結局、道中遅刻確定の罪を振り払うかのように、いかにうに釜飯が美味かったかを朗々と語り合い走り、2曲ばかり聴き逃して無事(無事じゃない)会場入り。
息子とのLIVE参戦は本当に本当に楽しかった。
一緒にヘドバンするとかアナーキー包丁振りかざして｢包丁ロマンス｣を聴けるとも思わんかったし、何よりこんな時間を息子と過ごせる事になるとは本当に本当に嬉しかった。
生きててよかったよ。
生き延びてよかったよ。
母親とLIVEに行くなんて行為、たぶん恥ずかしくて本当は嫌だなあと思いつつだったかと思うので、また一緒に行ってくれるかは謎だけれど。
帰りにLIVEの感想などを言い合い、また｢うに釜飯｣がいかに美味かったかを語り合い、丁度よい場所を見つけ撮影大会などをし。
とてもとても楽しい夜だった。
世の中は世知辛くて、母親と息子とかのセットだとマザコンだの気持ち悪いなど言われるとよく聞く。(実際に言われたりした事はまだないのだけれど。)
母と娘のセットなら微笑ましいとなるのだから、ジェンダーフリーだのどうのだの声高いはずなのに、まだまだそう言う事だ。
はやく、そういう偏見なくなってほしいわ。
わたし的にはどうでもいいんだけど、思春期な息子にとってはいろいろ考えるとこあるだろうし。
ファッション事でさえ息子は時々凹んで帰宅する。
私にとっては大好きなファッションだし、何よりワンピース着ようが何着ようが、別にいいじゃないか。
本人が気に入ってれば。
かのプリンセスプリンセスも歌っていたではないか。
好きな服を着てるだけ悪い事してないよ
あと似合ってればなんでもいいよね！とか言うのもよくきくけれど、私は似合ってなくてもいいんじゃね？と思うのだ。
好きだから着てる。それだけでOK。
生き方も全部いろいろ、これだけ自由で生きられる国だから、いつまでも誰かの価値観に基づいた右ならえなモノは、なくなりゃいいなと思う。
というわけで、本人から許可もらってるから晒す、その日の撮影大会やった時の息子。
うむ、かわいい。
さいこー。
すき。
また行きたいな。
行ってくれないとしても、この日の思い出があるから、まあ満足。
本当にありがとう。
いつか｢俺、全然親孝行してなかった｣って思う日が来たとしても、こうやって一緒に楽しい事をしてくれた事が何よりの親孝行なので、絶対後悔するなよな。
息子たちよ。
そもそも君たちが産まれて私を母にしてくれた事だけでも最高の親孝行だ。
君たちに出会えて、私の人生は本当に本当最高に幸せなのだよ。
とーさんと結婚出来て君たちと親子になれたのは、宝くじ当たるよりも物凄い事だとずっとずっと思ってるのよ、本当に。
なので、親孝行よりも強く望むことは。
君たちが君たちのそれぞれの人生を世間や誰かに流される事もなく、心から楽しいと思ってくれますように。生きたいように生きてこの世を精一杯楽しんでくれますように。
って事だけ。
母はいつも祈っています。
しかし、うに釜飯いくらトッピングver.美味しかっためう。
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