本とのつきあい 2021

最近読んだ作家さん
・桜木紫乃
・新井見枝香
・千早茜
・青山美智子

桜木紫乃さん

数年前にストリッパーの相田樹音さんから「裸の華」を紹介されたのがきっかけで読み始めました。
「裸の華」は北海道が舞台の、相田さんをモデルにした桜木さんの小説。
桜木さんの小説は、その後「ホテルローヤル」「俺と師匠とブルーボーイとストリッパー」を読みました。
ホテルローヤルは映画になって・・・
俺と師匠~はストリップになって・・・

いずれもけっこうずっしりした話なのですが、読みやすいというかついつい先へ先へ読んでしまって、気がついたら読み終えていたみたいな、そんな感じ。

何度かご本人さんを劇場(ストリップ劇場)でお見かけしたことがあります。
きっぷのよい姐さんといった感じでしたね(笑)

新井見枝香さん

2020年、相田さんの弟子であり桜木さんの弟子でもあるという新井見枝香さんのステージを初見。
新井さんは、書店員でありエッセイストでありストリッパーという異色のタレントさん。
ステージも会話もむっちゃかわいくって、おまけに頭の回転が速いのでとっても楽しい。
こんな人がどんな話を書いているのか気になって「本屋の新井」「この世界はおもってたほどうまくいかないみたいだ」
連載中の「きれいな言葉より素直な叫び」を読んで久々にエッセイにはまってしまいました。
見ていけないものを見てしまった感じ。
迷い込んだ裏路地で嗅いだ不思議な香り、橋の下で見つけた汚れた布切れ、そんな風景がもやもやと。。
身体に悪いと知りながらもやめられないお菓子のように、これからももりもりと新井さんの作品を読み続ける気がします。
なんかひさしぶりに「狂気の沙汰も金次第」が読みたくなりました(笑)

千早茜さん

新井見枝香さんのSNSでしょっちゅう登場する作家さん。いつも二人で何か食べている感じ(笑)

そんなSNSの飯テロ?にやられて読んだのが「わるいたべもの」
「西洋菓子店 プティ・フール」そして「からまる」「ひきなみ」

文章が緻密で細かいのですが重くないしくどくない。
クリスタルガラスのような、シャープできらびやかなのにどこか危うさを内包している感じ。心にふれているはずなのにどことなく客観的な不思議な感じがくせになりそうです。

青山美智子さん

青山さんを知ったのもストリップがらみです。
ストリッパーの相田樹音さんのステージで青山さんの作品をモチーフにしたものがあって。。

相田さんにきいたところ、青山さんの小説の中にストリップが出てくるものがいくつかあると。
そんなこんなで「ただいま神様当番」「鎌倉うずまき案内所」「お探し物は図書室まで」「猫のお告げは樹の下で」「木曜日にはココアを」
どれも1つの場所や人物を中心としたオムニバス的な短編集なのですが、小説というよりおとぎ話的な。そんな馬鹿な!な設定なのにふしぎとすんなり読めてしまうのはなぜなんでしょう。
なぜか知らないけど、なんやかんやあってみんないいひとになってしまう、なんてやっぱりおとぎ話ですね。むかし読んだ陸奥A子さんの漫画をおもいだしました(笑)

劇場(ストリップ劇場)でお会いしたことがありますが、陸奥A子さんの漫画に出てきそうな女の子してました(子供ではないですが)

んでもって

なんだか急に小説、エッセイにはまり始めましたね。
どれもストリップがらみなのがなんとも、ですが、好きなものは好きでいいんじゃない?








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