「3年間刑務所ですごしていたようです③」

「3年間刑務所ですごしていたようです①②」の続きです。

それからの高校生活は、ほんっとうに地獄の3年間だった。あれだけ楽しそうに思えた文化祭も"それなり"に楽しかったけれど一瞬でおわる楽しみだったし、ほぼほぼ勉強勉強につくされた3年間だった。勉強ついてけれなくなり、ほぼ毎日放課後が小テストの再試、からの補習、再試の勉強をするために時間をつかってしまい、次の日の小テストが勉強できなくなりまた再試····負のループだった。

私は今でもあの3年は刑務所にいたのではないかとおもってる。「刑務所に入った事はないからわからないだろう。人生もっとキツイ事もあるし、舐めるな」とおもわれるが、

あれだけ中学の3年間、この高校に入りたくて必死にやってきて、結果がこれだ。

結局、楽しくするのもつまらなくさせるのも自分だけれど

それを考えることが出来なくなるほど、

勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強小テスト小テスト小テスト小テスト小テスト小テスト小テスト再試再試再試

の毎日だった。。

どこかでこの負のループを持ち直したいとおもったが、初歩的な事からつまづいているので、どこから手をつけていいのやら。という状態だった。

やはり、それなりの高校に入ったので、皆が○○大学にはいりたい!教師になりたい、薬剤師になりたい。
と夢を持った人たちだった。

けれども、私はこの高校に入るのがそのときの人生のゴールだったので、将来の夢なんてなかった。大学にも魅力を感じない。将来は何をしたいのだろう。
ふと、小学校の先生になりたいと思うときもあったけれど、こんなに学校が嫌いなのに、何故教師になりたいんだろう。
って考えたら、そんな夢もなくなった。

この高校では
大学進学以外の選択肢はほぼない。高卒で就職したいなんていったら、見放されるようなかんじ。
専門学校へ行きたいとなると、なぜ大学にしない?

っていう感じだった。

そういったことが辛くなり学校も行かない日もあった。
たまにある校内順位が分かる試験で最下位をとったこともある。最悪だった。こんな経験を自分がするとは。

あの時、まだ学校へ行けるモチベーションが少しあったのは、アイドルだった。趣味がアイドルをみること。
ほんとにただそれだけを楽しみに生きてた。
あの時趣味がなかったら、生きるモチベーションもなくなり高校やめてただろうなって思うと怖い。
それに、高校を辞めたとしたら今後の人生、どう生きていけるのかわからなかったから、まだ留まれたんだろうな。
今おもったら、辞めても選択肢は沢山あったよ!って言ってあげたいけれど。

それなりに過ごした3年間だった。

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