さくらももこ「もものかんづめ」「さるのこしかけ」「さくら日和」

先日お亡くなりになったさくらももこさん。さくらももこさんはエッセイが面白くてしかも読みやすかったので子供の頃すごいハマってたんですよね。追悼って程でもないんだけどなんとなく読みたくなったので家の棚を漁ってみたら「もものかんづめ」「さるのこしかけ」「さくら日和」の3冊でてきたので再読してみました。確か「たいのおかしら」と「そういうふうにできている」も読んだ気がするんだけど棚からは出てこなかったので無くしたのか当時図書館で借りて読んだかどっちかなのだと思う。

・もものかんずめ
これは昔読んだ時に活字を読んでてあまりにも可笑しくて吹き出した本なのですごい思い出深いんですよね。漫画とか読んでて笑うことはたまにあるけど活字で爆笑できるのはやっぱり凄いと思う。緑茶で水虫を治す話とか怪しい通販グッズの話とかおじいちゃんのお葬式の話とか乙女の妄想とかとか怪しくも面白い話が満載でやっぱり可笑しいよこのエッセイ!昔ほど大笑いはしなかったけどやっぱり面白かった。

・さるのこしかけ
こっちは続編だからかちょっと無理やり作った話が多いかも…?夫婦の話とか健康の話とか旅行の話とかとか。そういえば飲尿療法って昔これで知ったんだよなー。効果あるのかすごく怪しい民間療法な気がするけど。ただこっちは皮肉とかブラックジョークが行き過ぎててちょっと愚痴っぽい話とか人の悪口みたいな話も結構あるので桃よりはちょっとイマイチかな…?

・さくら日和
こっちはまたまた面白い!出版社のお世話になった一個人をとにかくお祝いする会とか(しかも巻末のおまけにその時の脚本がついてる)息子のお母さんはさくらももこなのでは疑惑とかインフルエンザを3時間で治した話とか(多分インフルエンザでは無い気がするけど…)。贅沢な大人の悪ふざけが沢山って感じ。あとさくらももこ追悼フェアが出来ますからうちの事務所は安泰です!で友達のお兄ちゃんを会社にスカウトする話とかこれ今のタイミングで読んだら冗談になってないよとか思ったり。でもさくらももこさん的にはむしろついにその時が来たか!で笑っていい話なのが正解なのかもしれない。っていうか「さるのこしかけ」が結婚直後のエッセイでこっちが離婚直後のエッセイっぽいんだけど、こっちは明らかに楽しい話が増えてる!猿が皮肉っぽく感じたのって旦那さんの悪口が多かったからか…。まぁただの深読みしすぎかもしれないけど…ね…。

あと3冊全部に共通してお父さんのヒロシが最高すぎる!!ヒロシは常にヒロシすぎて素晴らしい!娘に馬鹿にされながらもめっちゃ尊敬されてるのがホントにヒロシだわー。

追悼っていうかだた読み直して適当にぐだぐだ喋っただけだけどさくらももこさんのエッセイやっぱり面白かったです!

もうこの先新作がでることはないんだなぁ…。

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