異世界人材派遣ワープ(株)
キキーッ
とてつもない速さでトラックが駆けていく。
「おい!このままだと指定の時間に間に合わねーぞ!」
「わかってる!」
さらに加速していくトラック。
「いたぞ!あの少年だ!」
おれはアクセルを更に踏み込んだ。
GYURURURURURURURU BOKAAAAAAAN!!
おれは少年を轢き殺した。
まぁ厳密には殺したわけじゃねーんだけど。
<転送装置起動>
対象ノ分解及ビデータ化完了イタシマシタ
第4548214世界ニ転送…転送…
3…2…1…チェック
転送無事完了イタシマシタ
<end>
「よしどうなることかと思ったけど今回も無事に間に合ったなー。」
「じゃ後は本部に連絡してとんずらだ!」
無事ひと仕事を終えたおれ達はゆっくりとトラックを運転させながら帰る。
そうおれたちは異世界からの依頼を受けて人材を送っている。
まぁ人材派遣会社って言うのかな?
送られる人間は依頼された世界に足りない能力を持ったやつ。
まぁそんなところだ。
つづく
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