部屋と鬱病と私

2年だか3年だか前に鬱病になりまして。正式には双極性障害だそうで。
いわゆる躁鬱ってやつでものすごい上がり幅のあとに消耗した分だけ下がり幅もすごいみたいなことを繰り返して、徐々に波の上下を縮めていってる最中です。
薬もそんな感じのものを出されているせいか、前みたいに頭が回らない。咄嗟の言葉が出てこない。私はそれを、ずっと自分が変わってしまったんだと思っていたんですね。
薬の副作用だと分かったのはつい最近でした。カウンセラーの先生に話したことでわかりました。
先生はそれを、必ず治るからと希望のように仰られたのだけど、私は少し絶望的に感じました、この2年ほど同じ薬を飲み続けているから。闘病者の経験談を読むと寛解まで10年20年なんてのがザラなこの病気で、薬を飲まなくても良くなる日が来るのだろうか?私が私に戻るまでどれくらいの時間がかかるのだろうか?誰にも答えがわからない。
私は一見すると双極性障害者には見えないほど良くなっているように見えるらしいです。でも中身は過去の自分とは全く違うという感覚があり、そしてそれはまだ完成していないという感覚もある。まるで蛹みたいな感じ
蝶になれたらいい。なれないかもしれないという不安。なれなかったらこのままぐちゃぐちゃの中身のまま一生過ごすことになる。怖すぎる。

私は今フリーランスで仕事をして収入もあります。でもどこか社会復帰できていないと感じています。部屋の中で一人で作業するのは心地よくて、でも人と関わらなければならないと言うどこか強迫観念めいたものが私の中にあるし、他の人と同じように忙しく働かなければならないという気持ちもある。そんなのはどうでもいいとわかっているのにおかしいよね。でも私が私に戻るためにそれらが必要なんじゃないかと思います。やってみなくちゃわからないからとりあえず目標にしています。
私の言う社会復帰とは大勢の人間と関わる仕事をすること、平日は仕事に没頭すること。
まずは薬を飲まずに済むようになることを目指して頑張りたいと思います。先が長え〜

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