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リモートコミュニケーション研究会~キックオフ編~

こんにちは、パパレヤマの中の人・navyです。
本日は、地域団体L for Lとパパレヤマのコラボ企画である”リモートコミュニケーション研究会”のオンラインキックオフの様子についてお伝えします。

今回のコラボパートナーであるL for Lは地域の様々な組織や人をつなげるハブ的存在として4年近く活動している市民団体です。

コロナ渦の影響でリモートコミュニケーションがメインの世界観において、主に子供向けのイベントを企画するL for Lと、パパ向けのイベントを企画するパパレヤマで、”非対面で生じる難しさってなんだっけ?”を考えながら、これからの仕事や地域活動にいかせるものが生み出せないか?というのが今回の研究会発足のきっかけとなります。L for L さんが書いていただいた研究会発足の趣旨はこちらです


①研究会メンバー

今回はL for Lとパパレヤマのコラボということで、合計5人の研究会となっています。
そのメンバーは唯一の共通点である”流山”以外は非常に多様な構成になっており、業種もばらばら、住まいも千葉、東京、九州とばらばら。会社から言われて始めた人もいれば自発的に始めた人、リモート歴が長い人からこれから本格的に始める人まで、様々な背景をもった人たちの集まりとなっています。

りもけん

②"リモートコミュニケーション"研究会の目的

”なぜリモートワークではなく、リモートコミュニケーションなの?”と思われる方もいらっしゃるかもしれません。実は今回の打ち合わせでも最初にその前提を確認しました。そこで出てきたのは、仕事はあくまで人生の一部で、日々のコミュニケーションの中に仕事が包含されるとすると、リモートワークはあくまでリモートコミュニケーションに内包されるのではないかということ。であればコミュニケーションそのものに着目したほうが良い議論ができそう、ということで研究会メンバーの意見が一致しました。

③現在おかれている状況と課題

現在、5人の働き方の形態は様々で、すでに全社的にフルリモートの人もいれば一部の部署だけという人もいたり、4月からリモートが始まった人もいればこれからセミリモートを始めていくという人もいました。
その中で印象的だったのは、”リモートコミュニケーションがうまくいかないとは、つまり普段からコミュニケーションがうまくいっていないのでは?”という、そもそもの潜在的な課題についての問題提起。例えば普段から指示出しの内容があいまいだったり、議論をするうえでの目的やプロセスが曖昧だったりすると、今まで対面で何となく乗り切れていたことが難しくなるということが起きるのではないか。リモートワークという形態になって、その潜在的課題が顕在化しつつあるのでは、という話が出てきました。

また、そもそもリモートという形態が適しやすい/適しづらいものがありそう、という話もでてきました。その要因を
①仕事の種類によるフィット感
②能力のばらつき(年齢、ツールの浸透度)

大きくこの2つに分けてみました。
仕事の種類については、たとえば建設業などは仕事も現場なので、前提としての難しさがありそうです。能力(特にITスキル)のばらつきについては、リモートワークをするうえでは必ずITツールが必須になってくるものの、そのツールを使いこなす能力が属性や状況によって異なりそうです。その中でも、そもそも変える気がない人、慣れたくてもスキルがない人に対しては打ち手として何が考えられるかを議論することにしました。

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④解決策

通常コミュニケーションがうまくいっていないという潜在的課題に対して:とあるお父さんワーカーからは海外出張のときのエピソードを紹介いただいて興味深かったのは、英語圏では”Work from Home”が普通で、Remote Workという言葉は日本におけるリモートワークの意味では使われないそう。プロジェクトでも一度も対面しないで終わることもあるそうで、その世界観に慣れているからこそ、厳密に仕事を定義している、という話でした。
日本では一つの仕事をみんなでやるというケースがあるけど、海外ではジョブディスクリプションがあり、そうした業務範囲の定義をしないと生産性が高い人に仕事が集まる状況に陥ってしまうようね、という話も出てきました。まずはコミュニケーション設計を考えるうえで、普段よりも5W1Hを明確に定義していくことが大事になりそうです。

能力のばらつき→硬直的なやり方やスキル不足という顕在的課題に対して:
従来のやり方が手放せない人については、改めてツールを使っていく目的を説明して理解してもらうことが大事という意見が出ていました。初めてのものを使うことに恐れがある場合、それを解消するにはまずは今の状況が変わっていることやツールを使うことの意味を丁寧に伝えることが解決になりそうです。
また、スキル不足に対しての打ち手については、”知識の種類””セキュリティリスクの高低”という軸で考えてみるというアイディアが。

リモート

形式知として明文化されているマニュアルは、とっつきにくさはあるものの、言語化されていることは役立ちそうという声が。一方で、職場によってはパソコンのダブルクリックが難しい世代もおり、オンラインだとマニュアルのPDFを開ける人しか読めないという難点もあるという声もありました。
また、普段行っているが言語化されていない暗黙知については、セキュリティリスクが高いがリモートデスクトップ接続によって操作権限を相手に渡してしまうというやり方も。それが難しい場合は、Zoom等のツールの共有機能でやり方を見せてあげるというやり方もあり、非対面でのコミュニケーションでもできることは意外にありそうだね、という話になりました。

⑤最後に

リモートのコミュニケーションは合う人もいれば合わない人もいるという声があるなか、リモートでのコミュニケーションをうまく取れるようにすること自体はゴールではなく手段だよねという話が出てきました。

リモートでコミュニケーションをとっていく時代に向けて、これから何が生まれていくか?自分たちはどのような時代をつくっていきたいと思っているか?それを基準にしていくとまた課題は変わっていきそうだよねという話も。

リモートでのコミュニケーションにおける気づきから、オンラインでしかできないこと、オフラインのほうが適していることもだんだん見えてきており、仕事だけではなく地域活動でのコラボレーションでも活用できそう、という声もあがっています。今後のリモ研にご期待ください!

ちなみに、オンラインでもホワイトボードを共有しながらディスカッションすると便利ですよ♪
(上の付箋の図は、miroというホワイトボードから取ってきました)。
https://miro.com/


最後の最後に番外編!
メンバーの雑談で、リモートコミュニケーションに向く食べ物って何?っていう話をしました。ナッツ、チョコレートはOK、たくあん、蕎麦は音が大きいからNGだって(笑)


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