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自分の仕事の専門性とは?

皆さん、おはこんばんちわ。

兵庫県で常勤PTとして働きつつ、整体院と講師業を週末起業したり、もっと家事や育児ができて人生幸せになる男性を増やすべく情報発信をしている

中井 宏俊(なかい ひろとし)です。


私は理学療法士(PT)です。

で、これまで色々な方たちに聞かれたり、私が話をしたことなのですが、

『理学療法士の専門性』って何?

というものです。


先日Twitterでもそんな投稿を見たので、今日はそこから

記事にまとめてみようと思いました。

別に医療職とは違う方でも、自分の仕事に置き換えて、

「自分の仕事の専門性」って?と考えてみてもいいかもしれません。


どうでしょう?

理学療法士。

理学療法の定義はこうなっています。

「身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう」

※「理学療法士及び作業療法士法」第2条より


きちんと法律で定義されているわけです。

でも、この定義だけで語ってしまうと、

身体に障害がある人にしか

基本的動作能力の回復にしか

理学療法士は介入できないことになる。


でも、そんなことはないし、実際はそうじゃないことだって多いし、多角的な介入をしていかないと、臨床現場では対応できないことが往々にしてあります。


で、今まで私も「理学療法士(PT)の専門性って?」と色んな方に聞いた時に
大体返ってくる答えは、

・動作分析(特に歩行)
・機能評価
・インソール
・ハンドリング、操法など

Twitterでは『チーム医療』なんてことも書いてありましたね。

大事だけど、チーム医療は専門性か・・・?


私も理学療法士の免許を取って、臨床に出てから・・・

ではなくて、実は養成校に在学中に既に、

この理学療法士の専門性

というものを考えて、そして現時点であふれている回答に対して

疑問を持っていたんです。


だってさっき挙げたもの、

・動作分析(特に歩行)
・機能評価
・インソール
・ハンドリング、操法など
・チーム医療

というのは、

他の職種もやってたり、テクノロジーで代用出来るんよなぁ。


動作分析や機能評価はテクノロジーの進化で

人間の目や手より機械が正確にできるようになっています。


インソールとかを見てみると、

それこそ他の職種、インソールならAT(アスレチックトレーナー)や

柔整さん、鍼灸師さんでもやっておられる。


ハンドリングだってそう。触る仕事である以上は

そういう仕事全てで必要なスキルですからね。


チーム医療は、『チーム』なんだから、

理学療法士だけのものじゃないですよね。

究極論、ちょっと曲解かもしれないけど、

そのチームは医療職が作るものであって、

目的は患者さんやその家族さんを助ける、支えるためです。

だから、そもそも医療職のものでもない(苦笑)


だから私なら極論だけど

理学療法士の専門性は何?

と聞かれた時の答えとしては、


全部!(なんでもやる)
or
無し!(強いて挙げられる専門性無し)


になるかなぁ。

理学療法士に限らず、色んな職種の定義の再考や、

職種の再編が必要なんじゃないかとずっと思ってる。

だって、やってることが被ってきているし、

時代の変遷とともに、それぞれの職種に求められるものが

変化してきている。

なんなら、医療を提供するものに求められるものが

時代とともに変化してきているんです。


何十年も前に決めた定義や枠組みが、一切変わっていない。

付け焼刃的に上っ面だけ変えられて、つぎはぎされている

現状では、そりゃ成り立つものも成り立たないでしょう。


こういう専門性とは何か?

みたいな話が出てくるのは、そういう根本的な問題(?)が

あるからじゃないかなぁ、なんて考えています。


今日も結構まじめに自分の仕事について考えてみました。

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