醒めない夢を見る力

そろそろ連絡取ろうと思っていたら、逆に連絡をもらえて、以心伝心感にホッコリとするなど。

タイミングが良いことがあると、自然と気持ちが軽くなる。

昨日の朝、見るともなくNHK俳句にチャンネルを合わせていたら、密かにnoteを追いかけているハードエッジさんが「一席」として頂かれていた。

勝手に身近に感じている方だったので、驚くとともに、嬉しい気持ちで一杯になった。

しかし、もしこれが井上弘美先生の回で、選者ではなく戸田菜穂さんに頂かれていたら、嫉妬の炎に身を焦がし、いやそれどころか焼け死ぬところだった。まあ、完全に独り相撲だし、犬死にもいいところなんだけど。なんにせよ、最悪の事態は避けられた。危なかった。

でも、なんか不思議だ。遠い場所だと思っていた、「一席」が、ふとしたことで身近に感じる。考えてみれば、自分自身も、仕事やら遊びやらで「思えば遠くへ来たもんだ」的経験をたくさんしてきた。想像したことは、大抵実現してきた。

いや、違うな。もう少し正確に言うと、実現できたことは、大抵想像した範疇のことだった。「想像したけど実現しなかったこと」は、たくさんある。しかし一方で、想像を超えた何かを実現した、ということは、ほとんどない、というのも真実だ。ちなみに、「想像もしなかった現実がやってきたこと」は数えきれないぐらいある。

生きることは、きっと、想像することと同義なんだろう。「かくありたい」ではなく、「かくあることを知る」という想像力。醒めない夢を見る力。

(ようへい)

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