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パパ活ならぬ兄のようなアンニュイな関係性について

私には、最近、東京のお兄ちゃん的存在ができた。

ここで言うお兄ちゃん的存在とは、

世の中のいろんなことを教えてくれ、

彼氏でもない、お金をくれるようなパパ活でもない、かといってたまにイチャイチャはするので友達でもないような、アンニュイな関係性のことをいう。

私にとっては、居心地のいい”心のサードプレイス”的な存在である。

東京のお兄ちゃん的存在の男性との出会い

その彼とは、私がバーで働いていた時に、出会った。

彼は、15歳くらい年上で、

文化にも、歴史にも、政治にも、食にも、心理学にも精通していて、話していてとても面白い人だった。

これまで、パパ活とか風俗系のバイトでいろんな男性に出会ってきたが、(私が風俗系の仕事に入っていった経緯が気になる方は、こちらの記事をお読みください。)

彼ほどインテリで、多趣味で、面白く、だからといって気取っていない

男性に出会ったのは初めてだった。

庶民性と都会性を持ち合わせた品のある男性でクールだなと感じた。

いわゆる「これ買ってあげる」「お金稼いでるぜ俺!」的な感じの男性ではなく、お金に変えられないような、伝統性や文化性のを大切にする彼の魅力に私は惹かれた。

私は、大学で文化や社会について学んでいるので、その人の話に共感できる部分が多かったのであろう。

「東京のお兄ちゃんになってくれませんか」

彼とは、バイト先のバーで話をしていると、お互い意気投合し、私は出勤後に彼とプライベートで会うことになった。

彼は私にいろんな話をしてくれた。

音楽、映画、社会学、思想、歴史、政治などなど。

彼の中には彼なりの思想があって、来ている服や好きな音楽には、彼の思想にそって選んでいた。

そこには一貫性とオーラがあってカッコ良かった

彼のように、深みのある人間になりたいなぁと思ったのである。

私は、彼が放った、この言葉が好きだ。

「かっこいい人になりたけりゃ、一つのことだけやるんじゃなくて、音楽、映画、社会学、思想、歴史、政治とか、いろんなことを知っておくべきだよ。そして知識だけじゃなく、ビートで感じることが大切。知っていても、体感していなけりゃ、話していてもつまんない。」

なるほど。

かっこいい。

「この人から染み出るカッコよさはそこから出ているのかぁ」

と私は惹かれきってしまった。

もっとこの人と話していろんなことを吸収したいなぁと感じたので、

つい、

「あの、、、、私の東京のお兄ちゃんになってくれませんか?」

と逆ナンみたいなことを言ってしまった笑

すると、

「ああ、俺で良ければいいよ。」

とすんなりとOKしてくれたのである。

そして私たちは頻繁に会うようになった。

世の中に生まれた彩り

私の東京のお兄ちゃんは、話しているだけでとても楽しい。

彼はとても音楽が好きで車内で曲を流すと、

「この曲は、人種差別に対する憤りについて歌っている曲でね・・・」

と説明してくれたり、

歴史にも詳しいので、神社の周りを歩いていると

「神社の周りには、かつて商人が多くいて、逃げ場なんかもあってね、だから今もここには飲み場がたくさんあるんだよ・・・」

と説明してくれたり。

何気なく聞き流していたであろう、通りすがって終わっていたであろう、世の中の物事の背景を教えてくれるのである。

ただ、見るだけ、聞くだけ、食べるだけの消費ではなく、その背景やそこに存在している思いなどを理解した上で消費することに、趣の深さを感じた。

そんなふうに、世の中にひそむ”彩り”について語ってくれる、

東京のお兄ちゃんが私は大好きだ。

私が東京のお兄ちゃんを彼氏にしない理由

「じゃあ、そんなに大好きだと思うのなら、お兄ちゃん的存在ではなく、彼氏として付き合ってしまえばいいのでは?」

と思った方いらっしゃると思います。

しかし、私にはそれはできないのです。

なぜなら、私には、海外にいる遠距離中の彼氏がいるから。(彼氏いるのに、友達以上恋人未満的なアンニュイな東京のお兄ちゃんなんて、なんで作ってんだよ?と思われた方は、私の性と愛について書いた私の価値観の記事を読んでみてください。)

もちろん東京のお兄ちゃんは、私が彼氏がいることを知っていて、私と会ってくれています。

ただ、東京のお兄ちゃんの方は独身で、結婚願望はあるようなので、たまに会うたびに、「私に時間を使っていいのであろうか」と申し訳なく思うことがある。しかし彼は「君、面白いから、いいよ、申し訳なく思わなくて」と優しく返してくれるのである。

こんなにも、教養があって、面倒見がよくて、生き方がかっこいい彼が

独身である事は、とてももったいないなと思うのである。

彼は、結婚はしたいとは思っているのだが、これまで結婚までいく付き合いには至って来なかったという。

さいごに

みなさんにも、恋人ではなく、友達以上なアンニュイな関係性をもったご経験はありますか?

私と東京のお兄ちゃんのように、利害関係などなく、恋人・友達という線引きも存在しないような。

自分の友達・恋人・家族にはない世界観と居心地の良さが、私の東京のお兄ちゃんには存在しています。

ここまで、読んでくださった方ありがとうございます!

気軽にコメントいただくと嬉しいです🐰


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