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iLab STORY vol.4|創業者、木下美智子の化粧品。

私自身の資質の問題ですが、vol.3あたりから「書かなきゃ」という頭にシフトしてしまい、少し時間が空いてしまいました。このnoteを通じて伝えたかった「創業者、木下美智子」という女性について「書かなきゃ」というその意識をなくして、彼女の人柄がわかるような、様々なエピソードをこちらにしたためたいと思います。

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まず、台風のこと。私は現在小豆島に居を構えているのですが、千葉の被災されている皆様のことを思い、自分にできる支援を考えるばかりです。今年は小豆島も4年に一度ぐらいの直撃コースで台風に見舞われました。幸い大きな被害はなかったものの、雨より風が深刻な台風がこちらにもやってきました。台風後に家の周辺を確認すると、畑の納屋のトタン屋根が鉄筋の柱ごと飛ばされておりました。築60年以上の古民家に住んでいる身としては、台風が過ぎるまで気が気ではありませんでした。これまでに経験したことのない恐ろしい風力でした。千葉の皆様におかれましては未だ電気の復旧がなされない地域が多いこと。早く災害復旧がなされることを願うばかりです。

様々な自然現象は複雑にいろいろなものが絡みあって起こるので、どんなに予測を立て対策を講じても、自然の力には勝てないことが多いのは確かにあると思います。

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実は木下美智子という女性は、物事の発端やルーツをたどることにとても注力を注いでいました。地理や地形、その他九星気学なども学び、さながら占い師のように色々な予測や予報も出していました。そんな彼女ですが、やはり彼女でも自分に起こった出来事を振り返れば、予測を超えた出来事の方がはるかに多かったのではないのかと思います。

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そんな中でも予測ができたことといえば、自身の肌のことではないでしょうか。亡くなる数日前までも本当に美しい肌を保ち続けていました。肌質はある程度遺伝であることは知られていますが、80歳を超えてまであの透明感のあるシワの少ない彼女の肌は、皆驚いていました。

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温活を徹底。「手首、足首、首を温めること」
彼女はまずファンデーションが嫌いでした。顔を覆う被膜感がきらいで長時間顔をシールドしていることが嫌いでした。なので、スキンケア後にお出かけする場合はおしろいをつける。また出かける予定がない場合は、日焼け止めを塗って、眉毛をかいて、終わりでした。


そんな彼女が特に意識していたことは、手首、足首、首を冷やさないように真夏でもスカーフなどを持ち歩き、必要な際は身につけていました。真夏といえど半袖を着ているのを見たことがないです。また、靴もスニーカー以外は足首をカバーしているショートブーツを何足も持っていて、それを愛用していました。冷え性だからではなく、予防医学としてアーユルヴェーダを勉強していたので普段の生活から自己治癒力を高めることを積極的に取り入れていました。体を冷やすことが結果として招く、様々な健康被害を考えてきちんと予防していたのです。物事にはなんでも起点というかルーツがあり、そのルーツを辿ることに情熱的な人でした。(今回使用したブーツの画像は、たまたま彼女と同じ足のサイズ。形見分けでいただいたショートブーツです。)

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朝活=「白湯と瞑想」
体を冷やす食べ物をとらないように努めること、また食べること、飲むことを行為から気をつけた人でした。朝は白湯からスタートして、一時期はお白湯の後、豆乳メーカーを買って、自分で選んできたオーガニックの大豆を取り寄せてそれを愛飲していまし、また起きて30分は瞑想の時間を設けて、心を静めて精神統一を図ることを経営者として行っていました。朝の30分の瞑想によって、様々なアイディアも浮かぶようでした。現在のアイラボの化粧品は彼女の精神統一の中から生み出された商品たちです。

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デトックス=浄化療法という考え
また、ヘルシンキ・フォーミュラのヘアケアにもそうしたアーユルヴェーダの浄化療法(今でいうデトックス)を、いち早くヘアケアの洗浄浄化法として、日本アーユルヴェーダ学会の先生にご協力いただき監修していただいたこともあります。古代インドから伝わった浄化療法を現代の形で取り入れること。これは彼女の学んだ世界と、ヘルシンキ・フォーミュラの世界が繋がった瞬間でしょうか。

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ヘルシンキ・フォーミュラの理屈が彼女にしっくりあったのは、いろいろなタイミングが重なって、皮膚や頭皮のデトックス商品を探し求めていたことと合致したから輸入を決めたのかもしれません。

唯一無二を目指して
ご存知の方も多いですが、ヘルシンキ・フォーミュラはオーガニック製品ではありません。アイラボも同様です。ですが、アイラボに関しては出来る限りナチュラル(天然由来成分)なものを使用することを目標としています。商品づくりの根底として、頭皮や肌がどの状態がベストであるのかを定義していることには変わりはありません。そこに視点がある商品だと思ってもらえると嬉しいです。それは、創業者の木下美智子は人よりも早く、また世界の多くを経験し、知識を蓄え、集約した商品であることは間違いありません。

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代わりのない唯一無二なもの。そういったものを目指してきました。これからの商品づくりでも、創業者が残してくれた知識や経験を活かし、彼女が残した「普遍性の哲学」が変わることがなく、コンセプトをもって商品を展開していきます。



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