見出し画像

初めての吸水ショーツ体験記!

吸水ショーツって、実際どうなの? 吸収力は? 洗い方は? 匂いは? つけ心地は? 書きたいことがいっぱい!

初めてその存在を知ったのは、Twitterのタイムラインに広告が流れてきた時。それはそれは衝撃的でした。

ナプキンを使わないでそのままショーツに経血を吸収させるの!? それってオムツってこと? それにしては普通のショーツに見える……。

生理の何が嫌いって、ナプキンが嫌いです。1週間もあんなものを繰り返し装着し続けないといけなくて、体内から出てくるものを受け止めて、取り替えて、においが漏れないように処理して、こそこそと捨てないといけないという行為が嫌いです。名前がまず嫌いだし。なんだナプキンて。

分厚いポリエチレンが肌に触れるのも不快。ゴワゴワ。カサカサ。かゆい。蒸れる。臭い。そしてちゃんと受け止めてくれないと下着や服が汚れてしまうわけで、24時間7日間、そこにヤツがいる存在感。たっぷり含んだ状態のナプキンに肌が触れる感覚は本当に嫌だし、外出する時にはたくさん持って歩かないといけないのも嫌。

寝る時のヤツに至っては、ベッドで寝る人間の体勢を考えると、体の形と、中から出てくる方向に対して、どう考えてもおかしな位置に構えてることになるわけで、全然リラックスできない。緊張感ばつぐんだ。起きた瞬間に、まず全神経をそこからお尻のあたりにかけて全集中させ、濡れてないか、漏れてないか肌感で確認する(だって目で見たくないから)。もう、すぐにでも取り替えたいけど、まだ眠たくて布団から出たくないし。本当に最悪だ。

もちろん、他にもタンポンやら、月経カップやらいろいろと試しました。でも、出し入れがいつまでたってもスムーズにできないし、どうしても中でなんだか変なことになってる気がして気になるし、結局いつもナプキンに戻ってきてしまっていました。

それが、何? ショーツが丸ごと全部ナプキンに変わって経血を受け止めてくれるの!?
本当に?? ナプキンいらないの? もう取り替えなくていいの?
なんてこった! 令和!

しかし、本当なのかな?

以前、一瞬だけ試したことのある、布ナプキン。吸水ショーツも、布ナプキンくらいの感じなのかもしれない。
個人差があります、と注釈には書かれているし……

1枚5000円くらいか(その時期に見ていた各社商品の平均価格)安くはないな……ふむ。ちょっと様子を見ようかな。
と、いうことですぐには買わず、知ってから1年くらいは様子をみていました。

主に、ウォッチしていたのが、この方。吸水ショーツ大臣さえさん。吸水ショーツを語らせたら右に出るものはいない。

そして、大臣のこの記事を読んで、ついに我らがUNIQLOからも吸水ショーツが出たことを知りました! 1枚1990円なら試してみたい! 大臣のレビューにもドーンと背中を押され、やっとのことで購入しました!

Mサイズでとりあえず3枚買ってみました。さぁ。どんとこい! 生理!!

生理が来そうな日程に入り、来そうな雰囲気が下腹部に漂いはじめ、普段ならそろそろナプキンをつけ始める頃……。いざ、実装!

早速、吸水ショーツの恩恵を受けます!
この「そろそろくるかな? きたかな? まだかな?」っていう時からすでにナプキンをつけて過ごさないといけないのが、そもそも最悪で。このエア生理の段階を無駄なナプキン状態を味わわずに済むって、かなり嬉しい。

普通のショーツよりは、ちょっとがっしりしてるかな? っていう程度。サラサラの生地で履き心地はとてもいい。吸水シート部分は、しっかり目の水着の生地みたいなかんじ。

そして、いよいよ本番。それはお昼ご飯のラーメンを作っていた時でした。どゅわっっとする感覚が股間に走った。

……おいでなすったな。だが、今月のわたしは一味違うぜ。なんてったって昨日から私は吸水ショーツァー。

と、いいつつ内心ドキドキしていた。
中はどうなってるんだろうか? 吸水ショーツの生地はちゃんと吸ってくれてるんだろうか? 実際どれくらいいけるんだろうか? 横から漏れないだろうか?
ナプキンがない、ってなんて不安なんだろう。あんなにも大嫌いだったナプキン。いなくなると今度はこんなにも心細いなんて。

夕方までに数回、出た感覚があった。
が、確かに出てる感覚はあるものの、濡れている感覚は今のところない。全然、感覚は普通のショーツを履いてる下半身だ。トイレに行って、脱いで、観察してみてもあまりわからない。それに、臭いもしない。出てる……よね?

何がどうなってるのかわからないため、とにかくずっとドキドキ、ソワソワしていた。座ってしまったら、もしかすると私の重みで横に溢れて、沁みてしまうんじゃないか? と気になって椅子に座れず、部屋の中をひたすらウロウロしていた。

今の時点でどんなかんじなのか、洗ってみたくてしょうがない。
でもそれだと1日分の耐久力がどれくらいあるのか調べられないし…

非常〜にドキドキしながら1日を過ごした。そしてやってきた夜。お風呂の時間。お手入れ方法は「吸水シート部分を下に向けて30分程度水に漬け、そのあと洗濯用ネットに入れ、洗濯機で洗ってください」とある。洗面所でやると、部屋中に血の匂いが充満しそうだし、子どもたちに見られたら大変なので、夜、一人でお風呂に入る時に洗おうと考えていた。(月経カップの時、毎回、洗面所が殺人事件の現場みたいになってて大変だった) 

脱いでみると……漏れていない!
え? ここに全部収まってるの? 本当に?? 吸水シート部分を一通り眺めてしまった。よくわからないけど、収まっているのだろう。桶に水を掬い、そこに浸してみる。みるみるお湯が赤くなっていき、経血が滲み出てきた。わー! ほんまやーー!! 立ちこめる血の匂い。確かにここに収まっていたんだ……

すげえ。吸水ショーツ……! ささっと手洗いして、洗濯機に入れた。

お風呂上がりには、2枚目の吸水ショーツを履いた。問題はここからだ。
もちろん、ナプキンなしで、寝てみる。

なんてこった。快適。緊張感ゼロ。生理の夜に、体を硬直させなくてもいいって、なんて快適なんだ! 朝、起きてすぐ股間に全集中しなくていいって、なんて快適なんだ!
普通の日みたいな熟睡感を味わえた。

さて、2日目。例にもれず、私も2日目は量が多い。昼用のナプキンじゃ、1時間ごとに変えないと不安なくらいだ。いろんな会社の吸水ショーツをみると、いけてもマックスの吸水量で60mlくらいっぽい。

いや、そんな何mlとか言われたって、どれくらい?? それって私の場合だと、何時間いけるのか全然わからない。足りないかもしれない。ナプキンを併用する覚悟はしつつ、いけるところまで行ってみようと思う。この頃には、吸水ショーツ先輩に全てを預けて、全力で挑む気持ちがメラメラと育まれていた。やってやんよ。見せてやんよ。私の全力!(2日目の経血量!)

どゅわっっ どゅわっっ 
やはり2日目は半端ない。
 
どゅわわっっ じわ〜 
待てよ?
このショーツそもそも、昨日のお風呂上がりに履き替えてるから、寝てる時のぶんもすでに含んでるわけで……
それってどうなるの? 朝履き替えるべきだったの?

そう考え出すと、途端に吸水ショーツ先輩に頼るのが怖くなってきた、なんとなく股間をキュッとしてしまう。それでも、どゅわっ じわ〜、2日目はやはり容赦ない。 
常に出口付近に次に出る分が控えてる感じがする。どうしよう。大丈夫なのか?

ああーー! 無理。ギブ。ショーツが濡れてる感覚はまだなかったけれど、なんとなく湿ってるような気がしてきた。初対面でよく知りもしない吸水ショーツの状況はよくわからないけれど、数十年の信頼と実績の、確かな私の2日目の経血量に対する不安が大きすぎた。こんなにずっと気になるなら、さっさとナプキンをつけよう。

すでに半日分の経血を吸収してるシートの上にナプキン? っていうのも気になったので、お昼前には、また新しいものに履き替えて、上からナプキンを装着した。ああ…安心。この存在感。なんてことだ。あんなに忌み嫌っていたナプキンを装着して安心してしまうなんて。そんな体になっていたとは……

やはり、さすがに昨日今日出会ったばかりのペーペーの吸水ショーツに全面的に頼りきることは私には無理でした。

2日目は、それ以降ナプキンを普通につけることにしました。しかし、通常のサニタリーショーツよりも、安心感が半端ない。ずれても平気だ! だって、周りを守ってくれてるのは吸水ショーツだから!

2日目の夜も、ナプキン+吸水ショーツで過ごした。やっぱりナプキン装着での就寝はリラックスできるとは言えないけれど、土台が吸水ショーツであることの安心感は通常のサニタリーショーツとは桁違いだ。

3日目の夕方、かなり経血量も減ってきた。……いけそう。再び、ナプキンは排除して、吸水ショーツのみに切り替えた。頼むぞ、新人。

1、2日目を乗り越えた吸水ショーツに、3日目からの生理なんて、へのかっぱでした。
それ以降は吸水ショーツのみで、快適に過ごすことができました。

……最高。吸水ショーツ。

もう4日目には、普通に脱いで洗濯機に入れようとしてしまったくらいだ。
完全に生理の存在を忘れていた。
これは、生理を7日間から2日間くらいに短縮してくれるものと言っても過言ではない!

吸水ショーツの快適さを知った私は、もう以前の私ではないです。
これなしでは、今後、生理を過ごせないと思う。
今回は、ユニクロの1枚1990円のものを使用してみたけれど、これを機にもっと安いものや高いもの、値段にこだわらず他のいろんなメーカーのものも使ってみたいと思っています。

普段、こんな「使ってみたレビュー」なんて滅多に書かないのだけれど、衝撃すぎてあっというまに4000字もしたためてしまった。ふぅ〜。

誰かの参考になれば……と、思います。では、また。

この記事が参加している募集

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?