Panfleto

川原 亜弥 (カワハラ アヤ) 19歳で美容師を目指し、専門学校を卒業、翌年美容師免許…

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川原 亜弥 (カワハラ アヤ) 19歳で美容師を目指し、専門学校を卒業、翌年美容師免許だけは取得。のち退職後飲食の道が諦めきれず、調理師として働き始める。25歳でパン職人の道に目覚める。2010年兵庫県姫路市にパン屋をオープン。現在、計3店舗を運営中。

最近の記事

フグの毒から学ぶこと

みなさんも耳にされたことがあると思いますが、『無毒のフグ』の養殖が可能になったというお話。 まず、フグは元々は無毒ということ。 そのフグは、餌に含まれる毒を自らの体に溜め込んで生きているということ。 つまり、フグには元々毒はなく、自ら体内で毒を生成する生き物では無いという事です。 その、ある『養殖の無毒のフグ』は海から遠く離れた温泉地で毒素を含まない餌だけを与えられて育てられています。 通常、フグの毒には「テトロドキシン」という毒が含まれていて、 その毒性は青酸カ

    • 国産小麦と外国産小麦

      近年、日本でも国産小麦の需要がどんどん高まってきました。 海外からの小麦と引けを取らない良質さ。なのに値段も変わらない。 そんな国産小麦がどんどん登場しています。 そして消費者も安全と確かな品質を求め、『国産小麦のパン』を選ぶ方がどんどん増えてきています。 では、みなさんは国産小麦が日本の小麦消費量の何割ほどを占めているかご存知ですか?             答えは約10%ほどなんです。 日本の小麦の約90%は海外からの輸入品なんです。 では、海外産と値段も変

      • 日本ガラパゴスパン文化

        日本という国は長い歴史の中、島国という特性を生かし、独特の文化を育んできました。 宗教だったたり、建築だったり、江戸時代のちょんまげとか。 中でも食文化は、世界に誇れる『独自性』がありますね。 その中でも、私が今回注目したいのは『日本のパン』文化。 パンはもちろん世界中で食されています。 そして日本も海外からのパン文化を輸入しているところはあります。 でも、日本独自のパン生地の配合、製法はなかなか世界ではみられないとつくずく思います。 まず、小麦粉。 海外では

        • グルテンが形成されやすい温度

          夏になるとパン屋が悩む生地の「捏ね上げ温度」 ずっとずっと知りたいんです。 グルテンは何℃から何℃までが一番形成されやすいのか。 どんなに日本の詳しい製パン書をみても、海外のサイトをあさってみても、 まだたどり着けたことがありません。 ざっくりは分かっているつもりなんです。 大体10℃弱から20℃ちょいくらいまでって思ってます。 20℃後半に入ってくるとアウトです。 どんなに練っても崩壊の道をたどるばかり。 たまに冬はお湯使うとか言う人いるんですけど、 普

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          脱・金タワシ✨

          みなさんこんにちは。 私は十代の頃から飲食業が好きで、色んなお店で働かせて頂きました。 そんな中、いつも手ごわい焦げ付きやバリバリに固まった汚れを落とす時にとても頼もしい味方が『金タワシ』くんでした。 ですが、一方その裏で『異物混入』というとても大きな問題の原因でもありました。 作業効率を考えると金タワシがないのはちょっと困る、、、。 そう思いながら、ヒヤヒヤ使い続ける毎日でした。 ところが、最近、ある商品に出会ったのです。 それが『コゲ落ちくん』です。 そう

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