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途中何度も目が覚めてしまい、朝までぐっすり眠れない。寝た気がしないのは血が足りない。


血の不足が中途覚醒を起こす

睡眠トラブルのご相談では、眠れないという不眠のご相談のほか、眠れるけれど、何度も目が覚めてしまうというお悩みを訴える方もいらっしゃいます。

夜になると自然と眠くなり、朝になると目が覚めるのが健康な状態ですよね。けれども、何らかの影響で、興奮を鎮められなくなると、眠りにくくなったり、途中で目が覚めるようになったりします。睡眠のお悩みでご相談にいらっしゃる方のお話をお伺いしていると、仕事やプライベートで気になっていることがある、または大きなストレスを抱えているという場合の他、過労や寝不足、慢性的なストレス状態が続いているという場合が多いようです。

この途中で目が覚めてしまうというのは、アクセルとブレーキが正しく働いていない状態です。私達の活動にはアクセルの陽が働き、睡眠にはブレーキの陰が働くわけですが、何らかの影響で陽が強くなったり、陰が弱くなってしまうと、寝付けないというトラブルの他、眠れるけど途中で目が覚めてしまうという事が起こります。中医学ではこういった状態を、「陰血不足」という体内の潤いの不足として考えます。

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