森の国俳句ウォーク 第62回ひとあじ違う原木椎茸をお届け!

鴉 は や 唖 々 と ゐ る な り 菌 狩 芝  不 器 男

菌狩をしにいく日の朝、早起きをした人間よりも先に活動している鴉。すっきりとした目覚めの朝、菌狩りにむかう山の入り口で鴉が鳴き、その奥につづく鬱蒼とした山。たのしいだけでなく何があるかわからない山に対する緊張感が伝わります。

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はや12月。昨日は松野町にも木枯らしと言っていいほどの強く寒い風が吹いていました。寒くなるとお鍋が食べたくなりますよね。そんなお鍋の具材としても大活躍の椎茸!

松野町では椎茸を原木で育てています。
椎茸には、おがくずに菌を打ち込む菌床栽培とクヌギなどの木に菌を打ち込む原木栽培があります。湿気を好むキノコにとって山がたくさんある松野町はとて良い環境で、おいしい原木椎茸が育ちます。

原木椎茸は菌を打ち込んでから収穫までに21ヶ月かかるとのこと。
菌を打ち込んだ木が腐り栄養になって大きな原木椎茸になるまですごく時間がかかります。

ぷくぷくと出てくる椎茸をひとつひとつ手でちぎっていきます。
これから春にかけて収穫できる椎茸。傘が開き切らず厚みがあるものが特においしいそう。

お鍋に入れてもいいですが、傘を逆さまにして塩を振ってトースターで焼いくのも、椎茸のおいしい汁が味わえて最高です。やっぱり肉厚の原木椎茸は一味違いますよ!

次週は寒くなって来たらアウトドアで使いたくなる「あれ」をご紹介します!

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