失敗は消せないことについて

ひどい失敗をして「なかったことにしたい」と思うことはある。舌噛んで死んじゃいたい気持ち。

アレは本当のワタシじゃない!って言いたい気持ち。
人のせいにして誤魔化したい気持ち。
忘れてしまいたい気持ち

失敗からは、実は逃げることができない。逃げられそうだが逃げられない。
なんとか無理すれば、自分の中では失敗を消せる。ワタシは悪くないと言い張ったり、人のせいだと思い込んだり、誰かを傷つけたのを忘れたりできる。

でも、それだとまわりの人の評価は「失敗した人」のままだし、下手をすると「失敗を人のせいにして誤魔化す人」になる。そしてよく考えよう。君は自分の失敗と向き合わず「ワタシのせいじゃないもん」って言う人と友達になりたいか?

失敗を失敗でなくする方法はただひとつしかなくて、逃げずに失敗に向き合うこと。次の機会に失敗せずにきちんとやること。どこがいけなかったのか自分で考えること。

次回に成功すれば、最初の「1回の失敗」は、みんなの中でも自分の中でも「何かの間違い」になる。

初回が0点でも、次の9回が100点ならば、10回の平均点は90点だから、君は90点の人になる。
初回の0点だけで逃げてしまうと、君はずっと0点の人になる。

自分が今、どこでつまづいたのか、よく考えて、その部分を直せば、これからの未来に出会う人にとっての君は「必ず成功する人」になる。

どんなに立ち直れないような失敗をしても、その場から逃げ出すと失敗は追いかけてくる。いつまでたっても失敗した場所やその場にいた人を避けなければならなくなる。
君はまだ知らないと思うけど、僕は昔そういう逃げ方をしたことがある。でも、それをやってしまうと何年経っても、夢でうなされて「ごめんなさい!」って叫ぶんだよ。
しかし失敗に立ち向かえば、弱点だったところがいずれ、その人の「長所」や「強み」に変わるんだよ。

うずまきナルトは、すごく苦手な科目、クラスで一番へたくそで、最初に落第した科目、つまり分身の術だけど、
それを一生懸命練習して自分の得意技にして、最後まで、どんなに強い敵とも分身の術で戦うんだよ。





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