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VIVITA Singapore -シンガポール 祝一周年

日本とシンガポールで富裕層向けにファミリーオフィスを運営しています。海外教育やシンガポールについての記事を書いています。今回はうちの上の子が大好きで、私もボランティアでお手伝いしているVIVITAシンガポールについてオープン当時から振り返りたいと思います。

1.  2019年7月にシンガポールにオープン

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子供向け物作り施設(VIVITA Singapore)が、シンガポールのオーチャードにオープンしました。シンガポールの中心部という便利なロケーション、広々とした贅沢な施設にもかかわらず、参加費は無料で、施設にある器具を使い好きなものを作ることが出来ます。3Dプリンターもあります↓

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エストニア続いてシンガポールは海外2拠点目、9歳以上の子供が対象です。VIVITAに参加するためにはまずはメンバーになる必要があります。オンラインで申し込みをした後に、施設に行きスタッフから注意事項を聞く必要があります。営業時間はTUE – FRI 2 PM – 5 PM SAT-SUN 11 AM – 1 PM, 2 PM – 5PMです。

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早速娘とトライアルに行きました。

2.  シンガポールの創業者の方と話しました

VIVITA全体の代表は孫泰蔵さんですが、VIVITAシンガポールに共同創業者がいます。初回のトライアルから面白い取組みだと感じて、その後話を伺いました。

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VIVITAシンガポールにはデザイナー、エンジニアなど物作りの経験豊富なスタッフが揃っていること、将来的にも子供達からお金を取ることはないということ、今後は色々なイベントやコンテスト、子供達が作ったものの商品化、より専門的な助けが必要な場合には外部のアドバイザーの紹介するなどサービスを拡充していくと教えてくれました。

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こんなに材料や道具が揃った施設を無料で使うことができるなんて子供たちが羨ましいなと思いました。何かボランティアでお手伝いできることはないか聞いたところ、

ノートパソコンなどのいらない機材を寄付してくれる会社・人
布や段ボールなどリサイクルのものを提供してくれる会社・人
木材を安く購入できる会社・人を探していると話をしていました。

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シンガポールには日本のホームセンターのようなお店がないため、椅子も棚もVIVITAのスタッフが手作りしたそうです↓

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3.  プログラミングを学ぶマイクロビット

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その後も何度か娘を連れて遊びに行きましたが、VIVITAシンガポールでマイクロビットが流行っていた時がありました。

マイクロビットは、イギリスの11歳〜12歳の子供全員に無償で配布されているBBCが主体となって作った教育向けのという装置で、動作をプログラミングできる25個のLEDと2個のボタンスイッチが搭載されています。

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マイクロソフトのエディターを使い簡単にウェブ上でプログラミングすることができて、USBケーブルでPCと接続することでそのプログラムをマイクロビット上に移して実行することが出来ます。

スクラッチのように実際にコードを書かなくても簡単にプログラム出来るようになっているので、小学3〜4年生ぐらいから楽しめると思いました。このようなグラフィックスプログラミングを学ぶことで、子供の論理的な思考能力を高めることができるようです。

さらにそのマイクロビットをマイクロマックィーン(Micro Mqueen)という車に乗せることで、車を前後に走らせたり、曲がったり、ライトをつけたりすることが出来ます。

VIVITA Singaporeでボランティアを始めましたが、小学生にマイクロマックィーンの動かし方を教えてあげたら1時間でマスターして、自分でどんどんプログラミングをして走らせていたのが印象的でした。

4.  VIVITA シンガポールのワークショップ

2020年に入りメンバーが300人以上に増えました。不定期で、スタッフやボランティアがworkshopを開催していますが、子供達が自分たちでworkshopを立ち上げてロボットの動かし方を友達に教えるなど自主的にプロジェクトを立ち上げるケースも出てきました。

施設にある道具や器具は、子供たちが自分でマニュアルを見ながら取り組みますが、色々な分野に長けているスタッフがいるので、ミシンを使ったバッグ作りにはデザイナーに、ロボットの作り方についてはエンジニアになど複数のおとなを巻き込んで企画を進めるのもまたよい経験でした。

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施設に来た子供たちはみんな思い思いのことをして過ごします。モーターを使いウォーキングロボットを作っている女の子2人、板を切ってタイヤをつけてスケボーにして遊んでいる男の子、3Dプリンターやレーザーカッターで工作している子たちも沢山います。また新しくキッチンができたので、クッキーを作っている子もいました。スタジオもできたので、Youtuberのように動画作成もできそうです。

5.   VIVITA シンガポール一周年記念

オープンから一年が経ち、会員の数が500名になりました。

3ヶ月間ほどシンガポールのロックダウンのため閉館をしましたが、シンガポール政府のコロナ禍の規制が緩和されて再度オープンしました。毎週のようにワークショップやイベントが行われていますが、一周年記念は飾り付けもしてケーキをみんなで食べるなど華やかに行われました。

私たちも施設に足を運んで等身大のケーキに頑張ってデコレーションしました。次の日には、デジタルケーキのデコレーションをパソコンを使って取り組んだそうです。

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コロナのロックダウン中は、VIVITAシンガポールの全てのイベントがオンラインになりましたが、その利点を生かし、各国のVIVITAをつないで交流しました。子供主導でレゴを使った大会を企画したり、シンガポール、日本、ハワイ、フィリピン、エストニアをつないで音楽イベントやスターウォーズの折り紙セッションなども行いました。STAY HOME中もみんなと話が出来たことで繋がりを感じながら過ごすことが出来たので有り難かったです。

今、娘はピタゴラスイッチ風のマーブルラン作成に取り組んでいますが、それに使う道具をCADのソフトでデザインをして3Dプリンターで作成しました。フィリピンのVIVITA主導でマーブルランの大会も企画されているので、それに参加したいと言っています。

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また、先日はVIVITA on Airというイベントで、スタッフから動画ソフトの使い方を学んだ後に動画作成をしました。ソフトの使い方さえ分かれば、動画作成するのは1時間も掛からず簡単だったようです。クレジットに名前が載ると嬉しそうにしていました。

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動画を作成するのが好きで、度々私たちや従姉妹の誕生日にお祝いの動画を作ってくれた娘ですが、VIVITAシンガポールの一周年お祝いに作ったレゴを使ったストップモーション動画が褒められたのが嬉しくて、各国対抗のストップモーションの大会を企画しています。VIVITAスタッフにプレゼンをするためグーグルスライドでどんな内容のワークショップ何回行うか、景品は何するかなど考えています。

シンガポールの男の子がレゴコンペティションをオンラインで企画して大好評だったのですが、VIVITAのスタッフがデンマークのレゴファンデーションにその時の様子を伝えたところ、レゴから協賛してもらえることになり、ストップモーションの動画もレゴで作成してもいいかもしれないねとアドバイスをもらいました。

VIVITAはT-KIDSシェアスクール柏の葉(千葉県)に入っていますが、大阪の梅田、神奈川県の藤沢市にも施設があります。どこかの会員になれば、VIVITAシンガポールのオンラインイベントにも参加できると思います。プログラミングキャンプは日本では色々な会社が提供しているので、動画作成や3DCAD、プログラミング、ロボット作成をされたい方はそういった講座に参加するのが良さそうです。

もしこんなイベントをVIVITAで行いたいというアイデアがあればお気軽にご連絡ください。

このnoteは、下記のブログ記事に加筆して作成しました。http://panasiaadvisors.sg/blog/

日本とシンガポールで富裕層向けにファミリーオフィスを運営しています。海外教育やシンガポールについての記事を書いています。

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