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ふたりと2匹のための家づくり②

今回は「家を建てようと思ったきっかけ」について書いていきます。

現在わたしたちが住んでいる場所は、どちらかの地元ではありません。
3年前に夫の配属先が決まり、ふたりと2匹で、縁もゆかりもないこの場所にやってきました。
ペット可の物件でも、猫はダメと言われることが多く、部屋探しは大変でした。

そうして、やっと引っ越した部屋。
中心部へのアクセスも良く、部屋も広いし、明るくキレイなこの部屋が大好きになりました。
しかし、引っ越してから数か月後に、この地域が道路の拡張対象となっているため、2年以内には立ち退いてくださいと連絡がきました。

もともと引っ越しが多かったわたしたち。
また今回のように条件の良い物件が出てくるかはわからないし、マンションを買って定年までそこに住むのもいいかな…と思うようになりました。
この時は「家をたてる」ということは全く考えていませんでした。
定年後は夫の地元に帰ることになっているのと、家は資産価値が下がるというデメリットばかりを考えていたからです。
また、ふたりと2匹にとって「家」は広すぎるように感じていました。

マンションなら新築か中古か…
そう考えたときに、ぴかぴかの新築のマンションに夫と猫たちと住むという未来が、わたしには何だか想像できませんでした。
それよりも中古のマンションを買って、おしゃれにリノベーションしたいと思っていました。

しばらくして、実際にリノベーションしたマンションのモデルルームを見に行くことになりました。
築35年の、見た目はちょっと古い団地の一室。
濃い緑色の金属の玄関ドアを開けると、広い土間があり、LDKはコンクリートむき出しの天井に、黒いレールの照明がついていました。

かっこいい!
このギャップのある部屋がとっても気に入ったわたしは、マンション良いな…とますます思うようになりました。
リノベーションの物件は、中古マンションの価格とリノベーション費用合わせて2,000万円くらいでした。
もちろん途方もない金額ですが、住宅ローンを組めば現在の家賃よりも安くなります。

家に帰って、ふたりで話し合っていた時「やっぱり庭とガレージが欲しい…」と夫が言いました。
車やバイクが大好きな夫。
キャンプや釣りも大好きな夫。
夫の実家は敷地が広く、山が近くて自然があふれています。
そんな環境で育った夫にとって、マンションでずっと暮らすというのはしっくりこなかったのだと思います。

この時から、わたしたちは「せっかく高いお金を出すのだから、コストや資産価値よりも、自分たちが本当に快適にすごせる家をたてたい」と思うようになりました。

そして「ふたりと2匹のための家づくり」を進めていくことになったのです。

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