Vol.42「生徒会長から学ぶ“わくわくリーダー術” ~第1章:キャラクターを自覚しよう!コミュニティーはドラマの舞台」

こちらは冴沢鐘己 公式メルマガを記事ごとにアップしたものです。
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【青春は妄想ドラマの日々】

今回の新型コロナウィルス騒動では、緊急事態宣言が発令された結果、僕たちの日々の仕事はもちろん、テレビドラマや映画なんかも大きな影響を受けて、撮影そのものが延期になったりしましたね。

連続ドラマもとりあえず放送は一旦休止。やむなく過去の名作を再放送するような事態に。

過去の名作は文字通り「名作」なので、当時の思い出ともあいまって非常に感情移入しやすく、さらには自分の重ねてきた経験値のおかげで新しい発見もあったりして、大きな気づきを得た方も多いと思います。

「あの頃はこいつ(の役)大嫌いやったけど、今見たら、なんか気持ちわかるなあ」みたいな。

当時はお目当てだった主役にしか目がいかなかったけど、脇役の重要さにも気づいたりして。

そう、ドラマの中でも現実の世界と同じく様々な人間がそれぞれの人生を生きてて、それが互いに有機的に絡み合いつつ役割を演じているんですね。

もちろんあくまでもドラマなので、作家の手によってわかりやすくキャラクター設定はされています。

例えば。

赤色と言えば熱血リーダー、青色はクールでニヒル、黄色は怪力で大食漢、緑色は優しくて爽やか、ピンクはキュートでしっかり者の紅一点、そう、昭和世代ならもうピンときますね。戦隊ヒーロー物の典型的キャラクター分けです。

この設定はその後も子供向け、大人向けを問わず様々なドラマなどで踏襲されています。きっと皆さんも、友達同士で集まってゼッケンや何かを色分けすることになった時に「お前は食いしん坊だから黄色ね」などと応用したことがあるでしょう。

子ども向けだけでなく、昭和の大ヒット長寿刑事ドラマ「太陽にほえろ」などでも、ゴリさん、山さん、ジーパン、デンカなどなど、演じる役者とともにキャラクターはしっかり描き分けられていました。とりわけ石原裕次郎演じる係長、通称「ボス」は、理想の上司像として伝説とともに愛され語り継がれています。

ただし、いつでも「石原裕次郎」タイプが理想の上司像というわけではありません。役者の違い、ドラマの違いで、様々なバリエーションの「ボス」像が生まれ続けています。

ではここで皆さんに質問です。

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