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背景苦手克服の記録&制作過程04〜背景がぼんやりする悩みを解決〜

オリジナル記事掲載日:2021年3月16日

カラーで背景を描くと、なぜか
“ぼんやり”してしまうのが悩み……
という方はいませんか?

背景着彩は明暗とメリハリをうまく使うと、
急にクオリティが上がり深みが増す
んですよね。
人生と同じです。

★前回の記事

引き続き、背景着彩をしています。

冒頭でもお聞きしましたが、
「背景がなんかぼんやりしちゃって、
かっこよくない」
という悩みにぶつかること
ありませんか?

わたしも10〜20代の時はよくそうなっていました。
今ならなぜ、そうなっていたのかわかります。

【背景がぼんやりする理由】

・ぼかし/エアブラシ多用しすぎ

・明暗の差がなさすぎ

・自信がなさすぎ(重要!)

・資料を見てなさすぎ(重要!)

上の二つは特に、
アナログ風イラストを描こうとする人に
起こりやすいです。

上手い人の絵をパッと見ると、
なんか「ぼかし」が
上手いじゃないですか。
だから自分もついつい、
「ぼかし」が重要なのか
と思ってぼかしまくるんですけど、

もう一度上手い人の絵を
よーく見てほしいのです。

上手い人って、パキッと塗る所はパキッと塗っているんですよ。
全部ぼかしてる訳ではないのです。

あと上手い人、
「明るい所ははっきり明るい色」
「暗い所はめちゃめちゃ暗い色」

で塗っているのです。

これが「明暗」と「メリハリ」を
うまく使っている、という事なんですね。

* * *

で、最近気付いたんですけど、

なぜぼかしまくって
しまうのか?

なぜ明暗をハッキリと
塗れないのか?


というと、

・自信がなさすぎ

・資料を見なさすぎ


に繋がるんです。

自信がないので、ベースの色より
ちょっと明るい色とか
ちょっと暗い色しか塗れない。
失敗して変なふうになったら嫌だから。

(でも今の絵描きさんは
大体みんなデジタルなんで、
アンドゥするとか
レイヤ分けるとかで
できると思うんですけどね。
でもできない。)

資料を見ずに
何となくのイメージで
光と影を塗っているので、
自信を持って
明暗が塗り分けられない。

結果、いろいろぼかして
(自信のなさを)ごまかした、
何だかぼんやりした絵が
できてしまう訳です。

まあ、わたしも
そうだったんですけどね!笑

久しぶりにちゃんと背景を塗ったら、
「あ、わたしの絵って、明暗の塗り方が自信なさげ!」
と気づきました。

なのでもう満を持して
明るい所は明るく、暗い所は暗く
塗るようにしたんですけど、
前回の途中経過と比べて
かなりいい感じになったと
思いませんか?

前回↓

今回↓

まだこれで完成ではありませんが、
次回はまた人物の塗りに戻って、
仕上げに入ろうと思います。

* * * * *

ところで以前の記事で
「金で苦手を解決しようとして、有料講座動画を買った」
というお話をしました。

その時にご紹介したのがこちらですね。
 ↓
独特の世界観を描く! 藤ちょこ先生から学ぶ「和風美少女イラスト」の描き方

この時、同時にもう1本動画を購入していたんです。

写真を模写して背景をうまく描く
やり方はわかるのですが、
それをするとどうやっても遅いんですね。

なので、
・背景を素早く描く方法
・背景の苦手意識をなくす方法

を学びたくて、こちらの動画を購入しました。
 ↓
『今さら聞けない』背景美術/風景画教室【デジタル描画基礎】photoshop

わたしくらいの年齢(30代後半)だと、
まさに「今さら聞けない」です。
それに10年もイラストレーターを
名乗っていて、今さら背景描写の
基礎とか聞けないし……。笑

こちらの動画では
ちゃんと技術も学べるのですが、
「背景を楽しく描く心(考え方)」
を育てるような導入部分が
すごくいいな、と思いました。

わたし自身、クリエイターは
技術よりも心を鍛える方が重要だ、

と考えているので。
(だから心理カウンセラーと
イラストレーターという
謎の兼業をしているのですが)

photoshopって書いてありますが、
使用ソフトがフォトショ以外の方でも
きっと役立つ動画だと思います。
(終盤は3Dの話になってくるので、
2Dだけで背景をなんとかしようと
していた私には、その部分だけ
ちょっと敷居が高かったです^^;
でも全体的には満足しました!)

背景描写の学びは人生の学びを得ているよう

冒頭でちらっと書きましたが、
背景描写の勉強をしていると、
人生そのものを勉強しているような
気になってきます。

失敗するのが怖くて
明暗をぼんやりさせていると、
深みはまったく出ない。

自信を持って
思い切ったことをやると、
急に仕上がりが変わる。


まさに人生です。

では本日はこの辺りで。
ごきげんよう、さようなら。

★次の記事はこちら

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