見出し画像

年齢にこだわる人は不幸になりやすい

オリジナル記事掲載日:2019年8月12日

若かろうが若くなかろうが、
「年齢」だけで判断されて
嫌な思いをした人は
たくさんいると思います。

しかし年齢だけで判断したり、
やたら年齢にこだわる
人生を送っていると、
不幸になりやすいんですよね。

なぜかというと、
「年下だから」というだけで
下に見る、という人は
「年上は〇〇でなければならない」
「このくらいの年齢の人は、
こうでなければならない」
という無意識の自分ルール

縛られて苦しむことになるからです。

逆も同じですね。
「オッサン、オバさんだから」
「老人だから」という理由で
人を見下す人は、
いつか自分がその年になったら
「かつて自分が思っていたことと
同じ理由で見下されること」を
過剰に恐れる
ことになります。

年上を見下そうと、
年下を見下そうと、
結果は同じです。
「年齢にやたらこだわっている」
ということが同じなんですもんね。

有名な
「子供叱るな来た道だもの
年寄り笑うな行く道だもの」
という言葉がまさにそれです。

最初にこの言葉を言ったのは
浄土真宗の熱心な信者
(正式な名前は不明)だそうです。

わたしの本家は浄土真宗なので、
余計にこの言葉がしっくり
くるのかも知れません。

* * *

年齢にこだわる人の「損」は
もうひとつあります。

それは、自分より年下の人が
出世したり、成功したり、
何か凄いことを成し遂げた時に
素直に喜べないこと。

嫉妬したり、うらやましがったり
すること自体は別にいいと思うんです。
わたしもしますし。

それに、嫉妬したり
うらやましがったりするのは、
「自分もそれが叶えられる世界にいる」

ってことだから。

けれどそこで「年齢にこだわる」と、
途端に不幸になるんですよね。

たとえば39歳のAさんがいます。
そして、19歳のBさんが
Cというジャンルで成功したとします。

「年齢にこだわる」と、
もうAさんが
「19歳の時、Cで成功する」
ことはないわけです。
若返りの薬とか
タイムマシーンとかない限り。

だから
「あんな年下に負けてしまった」
と思っちゃうんですよね。

しかし、「Cで成功する」
ことだけに注目できれば、
40歳であろうと
50歳であろうと
「Cで成功する」ことは
これからも可能です。

そして、19歳で
「Cで成功した」
Bさんと同等です。
年齢は関係なく、
「結果が同じ」なんですから。

「いや、人生経験が少ないのに
成功できたことがすごいんだ」
「自分の方が年を取ってるのに、
19歳ができることもできないなんて…」
と思ってしまう方は、
美輪明宏さんが言った

「その人は人生2回目なのよ」

の考え方を取り入れてはどうでしょう。
(確か美輪明宏さんの本で
読んだ気がするのですが、
間違ってたらすみません)

輪廻転生とか非現実的ですけど、
「あるかないか」の証明ができる人なんて
この世にいないし、
「自分が心をラクにして
生きるためなら、多少の妄想はアリ」

くらいに思っておいた方が、
人生楽しく過ごせますよ。

結局何が言いたいかというと、

「年齢にばっかりこだわっても
ろくなことにならない」


ということです。

わたしも以前、
「年下のすごい人」を見て
クッソ〜!
となっていましたが、
年齢にこだわるのをやめて

「年下でもすごい人はすごい。
年上でもアホな人はアホ。
年齢関係なく、
すごい人はすごいし、
アホな人はアホ」


という考え方になったら、
ものすごくラクになりました。

「アホ」も尊敬できるアホと
尊敬できないアホがいるんですが、
それはまた話が長くなるので別の機会に。

ごきげんよう、さようなら。

◎わたくしのウェブサイト↓

漫画家(イラストレーター)と心理カウンセラーを兼業しております。
お申し込みやご依頼は以下のサイトからどうぞ。

◎無料メールマガジン(月〜土20時配信)

サポート頂けるとわたしの創作活動や生活費の支えになります。支援が増えると更新頻度が高くなります。