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本当に変わりたいのなら、変わることを怖がる自分を否定しない

オリジナル記事掲載日:2021年6月17日

私は常々
「変わりたいのに変われないのは、
今までの自分と変わるのが怖いから」

という話をしている人間です。

その恐怖を否定するのではなく
受け入れないと、やっぱり
変われないんですよねー。

トップにめちゃくちゃわかりやすい
図を書いてしまったので
もう記事を読まなくてもいいかも
しれませんが(笑)、
まあ読んでみてください。

* * *

過去の自分もそうだったんですけど、
「私は絶対に変わりたいんです!」
「もうこんな自分は嫌なんです!」
と言っていても、
変わるのを拒否する姿勢を
めちゃくちゃ取っている人

よくお見かけします。

でもそれって、
しょうがないんですよねー。
「その自分」を手放すの、
怖いですもん。
ずっと「その自分」で生きてきて、
慣れてるんですもの。

私は「生まれ持った性格や
性質を変えなくても、
人生は変えられる」
という
考え方の持ち主ですが、

多くの人が「これが本当の私」
思っているものは、実は
「お父さんお母さんから
後天的にくっつけられた私」

だったりするのです。

まあ、その他にも色々な場面で
「これが私の本質」と
思い込まされている
「後天的な私」が
くっつけられているんですけどね。

「後天的な私」は
しょせん後天的なので、
ちょっと手を放したところで
自分にそんな損害はありません。

でも怖いんです。
その私とぎゅっと手を繋いで、
今までずっと歩いてきたから。

* * *

で、そういう時、
私みたいなカウンセラーに
聞くんですね。

「この恐怖は、どうやって
乗り越えたらいいんでしょうか?
恐怖の乗り越え方を教えてください!」


その考えって、要するに
「怖がっている私」を
よくないもの、悪いものとして
否定していることになるんです。

「変わるのを怖がっている
私なんてダメ! 情けない!
そんなんだから
いつまでたっても一緒なのよ!
ほら、さっさと立ち上がって、
ちゃんとしなさい!!」

親、もしくは
同居家族などが
厳しかった人は、
こうなりがちです。
(私もそうだった)

でもさー、子どもの頃の自分、
そんな風に怒られて
やる気出してました?
ぜんっぜんやる気
出てなかったんじゃないですか?
なんならちょっと
反抗的じゃなかったですか?
一見は従順そうにしてるけど、
ぜんっぜんその言葉
心に響いてなくなかったですか?

怒られれば怒られるほど、
責められれば責められるほど、
どんどんやる気が

なくなりませんでした?

「なにくそ!」と思って
頑張ってやったとしても、
結局のところ最後は志半ばで
燃え尽きませんでした?

ということで、
「変わりたい」自分にも
それが起きます。

私が私に
「怖がるな! しっかりしろ!」
と言えば言うほど、
「変わりたい私」は
エネルギーをなくすのです。


で、また
「変わりたいのに変われない私」
(変わるエネルギーが足りない私)
に戻るのです。

* * *

じゃあどうすんのよー!
ってことですが、
とにかく「怖がってる私」を
よしよしする。

「そりゃ怖いよねー」って、
変わる恐怖にビビってる私を
受け止めてあげてください。


そしたらだんだん、
変わるためのエネルギーが
蓄えられていきますから。

「今は変わりたくないのよ、
しょうがないじゃん。
そのうち変わりたくなるっしょ。
もしくは、イヤでも人生が
変わる方向に動くのよ」


↑これ、声に出して
読んでみてください。
どんな気持ちになりますか?

てなわけで今日のテーマは、
「変わりたいのに変われない時は
どうしたらいいのか」
でしたー。

変わることを怖がる自分を、
甘やかして癒してあげて
くださいね。
そうすることが、
変わる恐怖を克服する
エネルギーの蓄えに
なるのですから。

それでは本日はこの辺で。
ごきげんよう、さようなら。

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