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背景苦手克服の記録&制作過程05〜絵に雰囲気が出ない悩みを解決〜

オリジナル記事掲載日:2021年3月17日

 イラスト・漫画は最終的に
「上手いか」よりも
「人の心を動かせるか」
が大事なんですよね。

見た人が感動するかどうか
描き手が操作することはできませんが、
「人間心理を利用したライティング」
を使って、人の心(脳)を少しだけ
動かすことはできます。

ということで、制作過程04の続きです。

★前回の記事

※前回の記事、掲載する画像を間違えていたので先ほど直しました……。

背景がざっくり出来たところで、
キャラクターの仕上げをして、
全体的な光と影の効果を入れます。

……えーっと何が起きたのかと
言いますと、主にやったのは
「主線の色変え」です。

あと目の影とか、
首の下・太ももの影も濃く
しています。

「主線の色変え」というのは
わたしがギャルゲーの
グラフィッカー時代に
学んだものですが……

主線のみのレイヤーに
カラーマスキング用の
レイヤーを被せて、
線画の色を着彩と
なじませるんですね。

 ↑
cm(カラーマスキング)のレイヤーだけ
表示すると、こんな感じになっております。

光が当たってそうな所は明るい色で、
影のところは暗い色で塗っていますが、
基本的には感覚です。
絵を見ながら調整する感じ。
(このレイヤーだけ表示して
作業することないし……)

で、この人間を背景に合成して、
仕上げをするとこうなります。
 ↓

人間心理を利用したライティングとは

「人間心理を利用した
ライティング」
というのは何かというと、

人は明るい方から暗い方へ
視線を動かす習性

あるのだそうです。

なので最初は
窓から見てもらって、
視線を誘導して
最後にキャラを見てもらう……
という視線誘導をしたいのですが、

今見たら窓の明るさが
いまいちなので、
ちょっと視線誘導しづらいかも
しれませんね。

その辺はさらに仕上げで
なんとかしようと思います。
(まだ完成じゃない……)

ともあれ、
「なんか絵に雰囲気が出ない!」
とお悩みの方は、
ライティングを意識してみると
いいのではないでしょうか。

* * *

まだ完成はしていませんが、
見比べてみるとすごく変わったと思いません?

こうして途中経過を
振り返りながら絵を描くと、
モチベーションが高まって
いいですね。

これ、心理カウンセリングでも
大事なことなんですよ。

他人と比べるのではなく、
過去の自分と比べる
のです。

他人と比べてばっかりの人は、
やる気やモチベーションが
だだ下がりしますからねー。

さて、次こそは完成すると思います。
それではごきげんよう、さようなら。

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