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自分磨きは誰のため? - 友達と話して気づいた自分の中の偏見と、セルフケアの持つ力

新しい化粧品やアイシャドウの色を試してみる。
友達に教えてもらったオイルで髪の毛を整えてみる。
いつもと違う服を着てみる。

自分に似合うか、しっくりくるか、肌質に合うか、そして何より自分らしいか。ちょっとの不安もありながら、新しいものに挑戦するときは、なんだかウキウキ気分もいいですよね。この文章を書いている私も寝る前にお気に入りのパックをしてみて、次の日に調子がいいと1日元気に過ごせる気がします。

気分としては、自分の大切なものを丁寧に扱うような感じでしょうか。自転車好きの人が週末にオイルをさしたりしてメンテナンスを楽しんだり、お花が好きな人が水やりをして咲いた花を眺めてみたり、そんな気分です。

でも、なぜかその大切にする対象が自分自身になったとき、「モテるため」「付き合っている人のため」と言われてしまうときがあります。

おしゃれをして会社に出かけたら、「今日はデートかな?」と思われたり/言われたり、「女子力高いね〜モテるでしょ〜」と褒められたり。逆に「そんなんじゃ男(女)ウケ悪いよ〜」と言われたり…。

今回は、そんな言葉にもやっとしつつも、自分らしくセルフケアを楽しむ友達2人のエピソードを漫画にしてみました。

ラブコスメ_ナデテ01 (1)

ラブコスメ_ナデテ02

ラブコスメ_ナデテ03

ラブコスメ_ナデテ04

こちらの漫画の主人公Aは、普段からセルフケアを楽しんでいます。しかし、会社の同僚などには「彼氏のため?」「このあと合コン?」などの声がけをされます。それに対して、あくまで自分自身のためにセルフケアを楽しんでいる若干のモヤモヤを抱えながらも、Bとの会話の中で、どこか「自分磨きは恋愛や好きな人のためだろう」という価値観を内面化していた自分に気づきます。

雑誌やメディア、広告などを見ていると、特に女性向けの発信では「モテるため」という言葉が未だ多く使われ、"女子力"という言葉からも「女性が自分を磨くのは恋愛のため、男性からの評価のためである」という価値観を感じます。

逆に、自分の好きなファッションやメイクを楽しんでいると「そんなんじゃモテないよ」という、親切なアドバイスの顔をした余計な言葉なんかも、よく耳にしますよね。私たちは日々、様々な方向から「おしゃれ=モテるため、恋愛のため、そして異性の男性のため」というプレッシャーを浴びているのです。

私自身は、そうした"モテ"的な価値観が性に合わなかったこともあり、セルフケアや自分磨きというものから、一定の距離感を持ちながら生きてきました。「セルフケアや自分磨きは私が気にかけるジャンルではない」と思ってきたのです。なぜなら、モテや女子力には興味がないから。

そんな私がセルフケアの楽しさに気づいたのは極めて最近のこと。漫画の中のBと同じように、セルフケアや自分磨きを自分自身のために楽しむ友達の姿を見て、そして友達にメイクをしてもらって、「あれ、ひょっとして"自分磨き"って、すごく楽しいことかも?」と感じるようになったのです。

かつて「セルフケアや"自分磨き"はモテるため」とどこか思っていた私ですが、今は「自分の身体と向き合って、自分を大切に丁寧に扱ってみる」ことなのだと、心の底から納得することができたのです。以来、足にいい匂いのオイルを塗ってみたり、肌が痒くならない化粧水を探してみたり、マイペースですがセルフケアを楽しんでいます。

そして、「ちょっと自信がないけど挑戦してみようかな?」という新しいジャンルに対しても、友達に相談してみて勇気をもらったりもしています。たとえば、デリケートゾーンのケアに挑戦してみると、日常のちょっとした不快感が改善してすっきりとした気持ちで生活ができる、というのも最近の気づきの一つ。

そう、"自分磨き"やセルフケアは、誰のためでもなく私自身が気持ちよく生活し、前向きな気分にすることができるのです。それもそのはずです。自分の身体について気にかけて、丁寧に扱うということは、自分のことを大切にするということですから。

"自分磨き"の新参者として、私はセルフケアが持つエンパワーの力の強さを身をもって体験しました。だからこそ、好きな人や恋愛のために"自分磨き"を楽しむ人ももちろんいますが、それと同じくらい「自分のために自分磨きを楽しむ」が当たり前になってほしいと思うのです。

カラダの悩み、性の悩み。女性1人ひとりの悩みに向き合い応援するラブコスメには、ラブグッズだけでなく自分を大切にするためのアイデアがたくさん。ぜひ、皆さんも一つのきっかけにしていただけたらと思います。

(漫画:keika、編集後記:伊藤まり

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コメント (1)
私もここ一年くらい自分のための自分磨きに目覚めてたので、とっても共感しました!
漫画のように、まわりに何か言われて違和感あるのにも関わらず、つい自分も誰かに対してそう無意識に考えてしまうところとかもすごく共感して😅改めて気をつけたいなと思えました、ありがとうございます😊!
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