帰省漫画

家族から「結婚の予定は?」と聞かれる - 実家に帰省することが憂鬱なレズビアンの話

年末年始の連休を利用して実家に帰省、久々に家族との時間を過ごす予定の方も多いと思う。そして久々の帰省は、「楽しみ!」と感じる人がいる一方で、ある一定数「憂鬱だ…」と感じる人がいるのも事実。

こちらの漫画は、今年の8月にパレットークで紹介した「お盆の帰省が憂鬱なレズビアン」の話。今はお盆ではなくて年末年始だが、こういうエピソードに共感する方も多いのではないだろうか。

画像1

画像2

画像3

画像4

こちらの漫画には、家族に同性のパートナーがいることをカミングアウトをしていないレズビアン女性が登場する。

実際、「友達にはカミングアウトしているけど家族にはなかなか話せない」と悩んでいるLGBTQ+当事者が多い。それだけ、家族へのカミングアウトはハードルが高いのだ。

そんな中での帰省、親戚から浴びせられる「結婚はまだ?」の嵐。自分のセクシュアリティについて話すことができていないLGBTQ+当事者にとっては、より苦しい時間になるかもしれない。

・異性愛であること
・結婚が人生の幸せであること
・子どもを産み育てること

ありとあらゆる"当たり前"とされる人生の選択の影で、ないことにされてしまっている選択肢。

この文章を書いている異性愛者の私であっても、この「結婚はまだ?」のプレッシャーに毎回怯えながら親戚の集まりに顔を出す。数年前からはここに「孫の顔が見たい」というフレーズも加わってきた。おそらく私が子どもを産んだら産んだで、育児の方針に関する余計な一言や、「2人目はまだなの?」といったさらなるプレッシャーが続くのだろう。

もうすぐ2020年。「異性と結婚して子どもを育てる」というストーリーが当たり前の時代は、もう終わりにしたい。その"当たり前"の影で、辛い思いをする人がいない時代にしたい。誰もが自分のあり方を尊重され、そのあり方によって選択肢が狭められることのない時代にしたい。

今年の年末は、家父長制や異性愛中心主義の抑圧に辛い思いをしている誰かに思いをはせながら、除夜の鐘を聞こうと思う。

(漫画:マノ、編集後記:伊藤まり

2019年ももうすぐ終わり。パレットークでは1年間、「『こうあるべき』を、超えていく」というテーマのもと、"多様性"について考えてまいりました。日頃から応援してくださるみなさまに、感謝の気持ちでいっぱいです。来年からも様々な角度から"多様性"について考え、誰にとっても生きやすい社会を目指して発信してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

みなさま、どうかよいお年をお迎えください。
パレットーク編集部一同

パレットークでは、性のあり方や多様性について発信をしています。
Twitter: @palettalk_
Instagram: @palettalk_

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

性のあり方や生き方の「こうあるべき」を超えてゆくためのメディアです。いただいたサポートは、コンテンツの制作費に使用させていただきます。宜しくお願い致します。

あなたの「こうあるべき」も超えましょう!
43
「こうあるべき」を、超えてゆく。をテーマに、LGBTQ+、フェミニズム、多様性について、漫画やインタビューを通して発信しています。セクシュアリティやジェンダーにかかわらず、一人ひとりの選択肢が無限に広がる世界へ。1月の特集テーマは「#家族ってなんだっけ」。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。