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青山泰文
2020年7月26日 19:04
「幾何学紋様」には終わりがありません。同じ操作を繰り返すことで、同様のパターンを無限に繋ぐことができます。空間に限りがなければ、それは永久に繰り返す事ができます。古代の人々がその「幾何学紋様」というパターンに気づいた時、それは人類の認識を超えた遥かに「大きなもの」への憧憬を紡ぎ出す手がかりとなりました。日本というエリアで考えても縄文土器に刻まれたパターンは、「大きなもの」へのイメージを身
2020年7月8日 20:16
「多様性」が文字通りにありとあらゆることを細分化することで世界の複雑性はいよいよ増すばかりです。「現代美術」と呼ばれるものが一種の知的ゲームのような側面を備えることでアートシーンにも多種多様の価値が溢れかえっています。そしてその一部はマネーゲームとも同質化しその価値は明晰化よりは混沌そのものへと向かっているようでもあります。「美しさ」という概念が「『美』術」の歴史において中心に据えられていた時代
2020年7月3日 19:52
不思議な事に、一般的に陶芸家はあまり自身の制作スタンスや思想、表現活動における内的な部分をあまり語らないようです。もちろん雄弁な方もいますし、多くを語りたがる方もいますが、例えば絵描きの方々と比べるとその数は少ないように感じます。分かりやすい例を挙げれば、Twitterの投稿がアクティブな陶芸家の数を画家と比較すれば一目瞭然でしょう。自身の語る言葉と外部からの批評において、文字として言語化さ