見出し画像

教員採用試験

教員採用試験の合否が出る時期ですね。

自己紹介にも書きましたが、私は大学生の時に教採を受けました。3つの自治体を受験し、2つは最終面接までいきました。

それ以降、教採は受けていません。

それは某自治体の最終面接が原因です。

私は教員養成系の学部にいた事もあり、面接や模擬授業の指導も教授やOBOGのベテランの方にして頂ける環境がありました。
もちろん指導をお願いするのですが、なかなか上手くいかず…私は本当に落ちこぼれだったと思います。それでも、教員になりたくて何度も練習を重ねました。

面接を控えたある日の夜。
アルバイトからの帰宅途中に知らない若い男性から声をかけられました。
「なんの帰り?」「いまからどこ行くの?」
みたいなことをいいながら着いてくるのを、ひたすら無視して歩いていると、男性は何かしらの暴言を吐いてやっとどこかに行きました。
その後はパニックです。号泣、過呼吸。
1年前に強制わいせつの被害にあった過去がフラッシュバックしてきて、かなり精神不安定な状態になりました。

その夜、こんなことですぐに心が乱れておかしくなってしまう自分なんかに、子どもたちを支えられるのだろうかと自分の教員としての適性に不安を覚えました。

HSPの私はもちろん誰にも悩みを打ち明けられず、気持ちが安定していないまま面接へ向かいました。

場面指導を終え、個人面接の時間が来ました。

数名の男性面接官
おそらく最後の意気込みのようなものを話す場面だったと思います。センチメンタルな状態だったからか、話しているうちに涙がでてきました。私としては、辛かった高校生活を踏まえて、教員として頑張りたい気持ちが溢れ返ってのことでした。

あー、泣いちゃった。
まぁ、ある意味印象に残っただろう(笑)

くらいの気持ちで面接会場のドアを閉めました。
そして、私が後にした教室の中から、馬鹿にするような話と笑い声が聞こえてきました。
(もしかしたら被害妄想かもですが)

辛いとか悲しいとかではなく
その世界への「失望」を感じました。
人が懸命にやっている事を、そうやって笑えるんだ。そういう人たちが、教育を仕切ってるんだ。
それからは教育委員会という組織が一切信用出来なくなりました。

もちろんそんな人はごく一部なのでしょうが、あの日の不信感は今でも鮮明に覚えています。

結局その自治体には受からず、私立高校の採用をいただきました。

私は教員を聖職だと思っているタイプなのでしょう。どんなにしんどくても、生徒の前では笑顔をつくって、元気そうに振る舞ってしまいます。
「教員とはこうあるべき」みたいな固定観念を持っていたことが原因で、最初の職場にも勝手に失望し1年で辞めました。

今日は自分の中でかなり大きなしこりになっている部分を書いてみました。

もっとラクに生きられればいいのにね、

__________________________________________

昨日の自己紹介に沢山の♡を頂けて本当に
嬉しかったです。ありがとうございます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?