「第二次新卒求人」職種別の年収レンジを調べてみた


「転職で年収を上げたい」「年収が気になる」という方は多いと思います。


その一方で、転職を考えた時に、最初に「どういう業界に転職するか」と考えてしまう方も多いです。しかし業界の数は100を超えるので、業界を選べなかったり迷ってしまう方もたくさんいます。


業界が選べないという場合は、転職先を「職種」という軸で考えてみるのも手です。仕事の内容もイメージしやすいですし、業界が変わっても活かせるスキルを考えることで、長期的なキャリアについても考えられるようになります。

業界が無くなっても食べていける、と言う状態になれたら、ちょっと理想的だなと思いませんか?

そこでこの記事では、
『第二新卒歓迎』求人年収が結局年収ってどれくらいになるの?
という疑問について解説します。


大手求人サイトの中で『第二次新卒歓迎』としている求人全4,051件を徹底調査し職種別に年収レンジをまとめてみました。


※本調査結果は日本最大級の転職サイトである『エン転職』の求人(2021年1月8日時点)を元に転職パイセン編集部が独自に作成いたしました。

職種別年収レンジ

表①:年収別の求人数

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表②:年収別の求人数の割合

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表①年収別の求人数を見て下さい。9つの中で求人数が最も多い職種は「営業職」で993件となっております。続いて広告宣伝や広報、営業企画やWebマーケティングを行う「企画・事務・マーケティング・管理系」、接客スタッフや介護スタッフなどを行う「販売・専門サービス系」となっています。

また、表②年収別求人数の割合を見て下さい。
専門職系とエンジニア系は年収800万円以上の割合が多いようです。

一方、「企画・事務・マーケティング・管理系」は求人数は多いものの年収300万円未満の求人が4.2%と他職種と比較して高いです。「公務員、団体職員、その他」に関しては9.5%と数値だけを見ると高いイメージがついてしまいますが、もともとの求人数も少ないため、こういった数値になっているとも考えられます。

年収が高い職種の特徴

上記でも説明したように、専門職系とエンジニア系は年収800万円以上の求人の割合が多いです。(求人数ではなく、割合の数値で判断しています)特に専門職系は800万〜1000万円が5.4%、1000万円以上が16.8%です。

ここでいう専門職はコンサルタントや不動産関連営業、金融関連営業などが挙げられます。

専門職とはその名の通り、専門性を必要とする職なので特定の分野に特化して替えがきかないといった職でもあります。そのため、他の職種と比較すると年収が高い傾向だと言えるでしょう。

なお、今回の調査で最も年収が高い求人は「投資用分譲マンションのコンサルティング営業」でした。医師や弁護士・会社員など、安定収入を持っている方にマンションを活用した資産運用のご提案を行う仕事です。

高年収の求人は、年収の高い業種×年収の高い職種の掛け合わせ(例えばコンサルティング×営業)や東証一部上場企業である場合が多いようです。

年収が低い職種の特徴

年収300万円未満の求人数が多い職種は「企画・事務・マーケティング・管理系」です。(求人数ではなく、割合の数値で判断しています)全体の4.2%が300万円未満でした。

また今回の調査で最も年収が低い求人はデータ入力やお客様対応を行う一般事務の仕事でした。勤務地が北海道と地方である点や事務の仕事がAI化されてきている情勢から年収が低いとも考えられるでしょう。

第二新卒の転職で、年収を上げる方法とは

理解している方も多いと思いますが、選ぶ職種によって年収の高い/低いがあります。合わせて、どの業界に身を置くかによっても変わってくるでしょう。


参考:「第二新卒求人」業界別の年収レンジを調べてみた

 

もしあなたにとって「年収」が仕事選びの最優先事項である場合、「年収が高い職種×業界」を掛け合わせ選択することで年収をアップさせることは可能です。


例えば、業界別の年収レンジ調査で年収1000万円以上の割合が最も高かった金融業界で、金融営業や投資銀行業務などを行う専門職に就いた場合、年収が高くなる可能性があります。


時間をかけて年収を上げる方法もある

ただし、必ずしも好き嫌いや得意不得意は存在します。「やりたい、かつできる」仕事を選ぶことができれば最高ですが、必ずしもその職種×業界がそれにあたるとは限りません。

その仕事が「嫌い、かつできない」といった感情は、将来的に辛い思いをする可能性があります。「できない」や「不得意」な仕事を選ぶと成果が出にくく努力だけではどうにもならない可能性があります。いくらやりたい、好きでもどんどん嫌になることも考えられます。



まずは、自分に合った分野でスキル・経験を身に付けて、そこから年収が高い業界に転職して年収をあげていくことも一案です。

もちろん「年収があがればなんだって良い!」という考え方もありますので、自分にとって何が大事なのか?を考えてみてください。

まずは自己分析から始めよう

身につけるべきスキル・経験は何か?を紐解いていくためには自分を知ること、つまり自己分析が近道です。

「就活のときに散々やったなぁ」という方もいるかもしれませんが、社会人を経験することで視野が広がっているはず。まずは自分と対話して自己理解を進めましょう。


手順としては以下のようになります。
・自分の経験したことの棚卸し

・それに対する良し悪し(得意/不得意、好き/嫌い)などを整理 

・上記についてなぜそう言えるのか?


を深ぼっていく 
まとまった時間をとって一度やってみてはいかがでしょうか?


詳しいやり方は、下記記事を参考にしてみてください。


参考:第二新卒の転職を成功させる「自己分析」方法とは?



転職パイセンでは、第二新卒の転職についてさまざまな視点から解説しています。「中途採用との違い」や「第二新卒の転職のコツ」など様々な役立つ情報があるので学べるはずです。

第二新卒で転職を検討している方、転職がうまくいかず悩んでいる方はぜひ目を通してみてくださいね。

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