みづかね流3分創作メイキング
皆さん、おはこんばんにちは
今回は私がどのようにして創作の物語を作るにあたって脳内処理しているのかをお話しさせていただこうと思います
というのも、私はけっこう見る夢の内容を参考に物語を作るのですが、昨晩久々に新しい物語を作るに至れそうな内容の夢を見まして
折角なのでこれを機に、この夢がオリジナルの創作のお話として自分のストックに加わるまでの過程を残しておこうと思った次第です
あくまでも私なりの方法論でしかないのですが、「オリジナルのお話を作ってみたい」という方の助けになれれば幸いです
昨晩見た夢の内容
では早速、昨晩見た夢の内容についてお話しさせていただきます
さて
見た夢の内容のポイントは大体こんな感じだったと思います
この11個のポイントから肉付けしていって、より物語らしく辻褄が合う様に深さを出していきます
何故高層ビルに人が居ないのかを考える
②③⑨から、まずは何故低い建物には人がいるのに高層ビルに人が全く居ないのかについて考えます
私は夢を見ている中でぼんやりと一つのキーワードに辿り着いていました
それは人の持つ“欲”です
皆さんは旧約聖書に登場する『バベルの塔』というエピソードをご存知でしょうか
私も詳しくは覚えておらず、敢えてしっかりと調べることをしていないのですが、あれは確か人の“欲”が強くなり天まで届く大きな塔を作ったことによって神の怒りを買い、塔を壊され言語もバラバラになった…という内容だったかと思います
私はこの『バベルの塔』の様に、人間が文明の高まりの象徴として大きな建築物をどんどん増やしたことに対して神様が怒って何かしらの試練をこの夢で見た物語の世界に課しているのではないかと思い至り、高層ビルの様なある程度の高さの建築物に関わることによって人間に災いが降りかかるようになったのではないか…というように仮定してみました
そしてその災いの具体的な内容は何なのか、そんなことを目が覚めてからぼんやりと考えていたら、最近ハマっているソシャゲの敵キャラで巨大なヒルの様なモンスターが出てきて、それを見て「こういう不気味な化け物が一定の高さ以上の階層に現れるようになったのかもしれない」と考えました
⑩のことも参考にすると、何らかの基準で高層ビルがダメな様に電車はOKだが自動車はダメ(使うと災いが起こる)という現象も起きているのかもしれません
以上のことと④から、人々は高層(◯階建以上?)の建物…ビルやマンションに住むことができず低い建物に密集し(もしかしたら地下にも住んでるかも)、物語の主人公と思しき男女は高層の建築物に現れた化け物などの災害の調査をしたり解決のために行動していたのではないかな…という風に思い至ります
夢の中では戦闘シーンが無かったのでこの二人が戦うのかはわかりませんが、⑧にあるように他にも同じ目的のタッグも存在するということから、いずれにせよ何かしらの役目は持つ一定数の人物が存在していそうです
主人公について考える
次はこの主人公らしき男女の関係性について考えてみます
⑤⑥の様に主人公の男女それぞれの性質や態度は見て取れました
若い男性の方、夢の中でははっきりと誰と特定できなかったのですが、大抵自分が見る夢では誰かしらの人物や何かしらのキャラクターが当てはまって認識されます
一番印象として近かったのは最近見たとあるマンガのキャラクター役のミュージカル役者の子でした
ここで、この人に印象がよく似た人(これ重要ポイント)が主人公男女の片割れだと仮定して設定を膨らませていきます
自分の認識から作り出したキャラクターはオリジナルとは別の人
あくまでも似た人です
自分の認識ではその人そのものだとしても、それは自分の知ってる情報から導き出された認識の中での人物像であって、自分が持つその人に対する勝手なイメージ…つまりは別人です
その対象がキャラクターにせよ実在する人物にせよ、自分が抱いているイメージ像とその人そのものは滅多に一致しないですし世界観の要素や他の人の要素を付加することによってその差は顕著に現れるので、もしキャラクターを作る際に設定に悩むことがあればこのことを念頭において色々な人やキャラクターを参考にしてみると良いと思います
何度でも言いますが、自分色が加わった時点で最早他人ですから
もしこれで「◯◯のパクリだ!」と言ってしまったら、「ジャルジャルの福徳さんの存在は千原ジュニアさんのパクリだ!」と言っているようなものだと個人的には思っています
(このお二人、本当によく似てらっしゃいます)
ただし、くれぐれも誰かを不快にすることを想定に入れて押し通さないこと、これだけは絶対に守りましょう
主人公についてもっと考える
話を戻します
この物語の主人公と思しき男性は、⑤と参考元の役者さんの役柄から「もしかしてお金持ちのお坊ちゃんなのかな?」という風に思いました
それなら何故危険を冒してまで災いの調査をしているのだろうという疑問が思い浮かびます
その理由が一緒に行動する女性なのではないか、⑦のことが関わっているのではないかな、と更に推測を深めます
男性の方は普通の人だけど、この女性を相棒にできているということが特別で、そのために金持ちの坊ちゃんなのに駆り出されてるのではないだろうか、というところまで連想します
ただ、⑥でも分かる通り女性側の方が普通の人間っぽい感情や性質を持っていそうだったので、「この人は今流行りの転生者と言われる類の人じゃないかな?」という風に思い至ります
そして、男性の方は若い子(ぎりぎり成人してないくらい?)の想定だったので、女性が自信を持てないのは自分がだいぶ歳上だからなのではないか、という風に膨らませます
(この辺に軽い自己投影の要素を持たせるとキャラクターに感情移入しやすくなるので、投影が好きという方は是非お試しを)
(単純に自創作の中に女性の方が歳上で年齢差がけっこうあるカップル?が他にいないので、そういうキャラクターを作ってみたら幅が広がって面白いかな、というのもあります)
世界観を掘り下げる
世界観に特異性を持たせるため⑦から連想し極端に考えてみて、女性は転生者しかおらず(主人公以外のタッグも片方は転生した女性?)、普段は男性の持つ遺伝子と科学技術のみで子供を作っているのかも、ただし人力でやると何故か男性しか作り出せないのかも、それももしかしたら神様がもたらした災いの一部かも…という風に妄想します
(男性の持つ遺伝子だけで子供を作ることが本当に実現可能かどうかはフィクションなので細かいことは気にしない精神で突っ走ります
と言いつつ、興味半分でその内調べてみようと思います)
まぁこの辺はちょっと無理がありそうなので根拠付け等をもう少し進めてから本格的に設定に入れるとして(例えば「普通の女性は呪いで死んでしまう」といった代案を用意しつつ)取り敢えず案の一つとしてストックします
いっそタッグの片割れである転生者の女性だけが特別なのであって、普通に一般女性は存在するのかも、という可能性も残します
時代背景について考える
「どんな場所で」「誰が」「何をしている」という部分は何となく固まってきたので、ここでこの物語の時代背景について少し考えてみましょう
②に現代の様な世界観とありますが、そう思ったのは建築物が現代的なものばかりだったからです
と言っても、高層建築物に人が寄り付かなくなってからしばらく経っているはずなので、長くても今から100年後くらいだと想定してみましょう(100年だと長いかもですが、それは要検討ということで)
未来史と言うよりはパラレルワールドでの出来事のつもりなのであまり細かい事は気にしないようにします
あくまでもイメージしやすいようにするためのポイントです
100年後くらいとなると、多少ビルは老朽化してるのかな?
でも大きな災害さえなければそう簡単に老朽化するものでも無さそうだし腐らないものだし、ただ整然と建ち並んでるだけなのかも
…という風に考えながら夢で見た景色を実現するために外堀を埋めていきます
矛盾の穴を埋めてみる
ここで一つ疑問が浮かびます
何故人々は災いの元となっているであろう高層建築物を壊そうとしないのか、ということです
電車は良くて車がダメな様に、呪いか何かで人間が武器や重機を使えなくなっているという設定があるのかもしれません
ただそうしてしまうとあまりにも都合が良すぎるかな?という風に思ったりなんかもして、別の要因を考えてみます
それは、高層建築物にいるであろうモンスターの存在
呪いの要因というくらいですから、前述した“欲”という要素がモンスターの元なのではないかということを想定しつつ、そのモンスターの親玉みたいなのが存在してそいつを倒さないとビルを壊すことができないという制約…バリアの様なものが存在しているのではないか、という発想に至りました
そうなると主人公二人や他のタッグの目的もここにありそうです
親玉を倒すには単純な攻撃ではなくその“欲”を満たす必要があるのかもしれません
となると、そのための転生者=女性ということも有り得ます
色々と今までに思いついた要素が繋がってきましたね
ここから更に連想して、雑魚は普通の人間でも武器を使えば倒せるのかもしれませんが大元を叩かなくては発生を止められない、雑魚はビルの外にも出てくることがある、一度大元を倒したとしてもその建築物を壊さない限りは何度でも復活する、といった要素もあると面白いかもしれません
思いついたアイディアのまとめ
ここまでできてくるとだいぶ物語の輪郭を捉えやすくなってきたかと思います
まとめると、
大体こんな感じでしょうか
①と⑪の要素に関しては、①は物語のイメージカラーの参考として、⑪はこういった事態が実現する様なシチュエーションや物語の世界の技術レベルの参考としてアイディア帳にストックしておきます
(使わなくても良し)
ここまで作り込めれば自創作と言っても過言ではないはず
どうでしょう、だいぶ物語らしくなってきたと思いませんか?
他にも何が転生者の女性を召喚する条件なのか等もっと色々膨らませてはいるのですが、それは本編を描けた時のお楽しみで
まだまだ物語の内容を固める余地はあるのですが、それはこの物語の世界が自分の中に定着して実際に物語を描き進める段階で決めても遅くはないと考えています
ここまで来れば、あとは自分の好み次第で更に色々と肉付けしていくだけです
案外「よし!このお話描くぞ!」となってから必要に応じてどんどん設定が固まっていくパターンが多いです
お話のタイトルを決めよう
内容が固まってきたら、あと必要なのはこの物語のタイトルですね
いつもは内容が決まってから一週間くらい悩んだりもするのですが、実は今回はもう既に方向性が決まっていたりします
この物語のキーポイントは“欲”なのでそれに因んだ名前にしようかなと思っていたのですが、それだとちょっと堅苦しくなっちゃうかな…と思い少し方向性を変えてみて、
…と言う感じまで練れてはいるのですが、これだと何となく音感が微妙だなと思ったのでまだ少し悩んでます
たまには『刮擦深度』という中国語での表現も新鮮で良いかな…と思ってみたり
そうなると世界観を中国寄りにしてみても良いかもな…とかとか
結果どちらが採用されるのか、全然違うタイトルになるのか、どうするかは登場人物のキャラデザをお披露目する時までには決定するつもりなので、気長にお待ちいただければと思います
以上が夢から物語を作り出す過程でした
いかがだったでしょうか
こんな感じで、面白い夢を見た後は丸一日こんなことを考えながらお話の内容を練っています
すぐには物語に結びつかなかったとしてもキーワードをメモして何ヶ月か何年か経った時にやっと物語として形になる場合もあります
(流石にこの内容を練るのに3分というわけにはいきませんでしたが、早い人ならこの文章を3分くらいで読めるかな?ということでお許しください)
ちなみに、この物語と同じ“欲”がテーマになっている物語が自創作の中にもう一つあるのですが、今回作った物語のお陰でその結末の方向性が見えてきたり、ある要素をきっかけに今回の物語はその元からあった物語の未来にあたるのかもしれないなどと妄想が膨らんでおります
近い内にメインキャラのデザイン決め等を済ませて、いずれしっかりとこの物語を動かしていく予定ですので気長にお待ちいただければと思います
最後に
自分で見た夢は著作権の存在しない良いアイディア源なので、何か面白い夢を見た際は是非物語として膨らませてみてあげてください
重要となるのは【妄想力】と【連想力】と【細かいことにこだわり過ぎない図太さ】、この三つだと思います
この三つのうちの【連想力】は占いでリーディングする際にも重要になってくるのですが、その話はまた別の機会に
ご一読ありがとうございました!
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