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13.すーさんインタビュー後記 長野ゲストハウスヘルパー体験記

 スタッフインタビュー第3弾、すーさんへのインタビューが公開された。約1年、1166バックパッカーズで働いた彼のこれまでとこれからを聞いた。

 すーさんとはアラサーの同世代(といっても彼の方が6つ歳下)ということもあり、ふたりになると今後のことをよく話し合う。わたしもすーさんも、それなりに社会人経験をして、生き方や働き方を見直している最中なんだろうなと思う。話をするすーさんは、とても真面目で良い声で笑う、頭の良い青年という感じだ。しかし実は“へんてこ面白い”部分を持っている。
 いつもインタビュー後記は、話を聞いて思ったことや考えたことを書いているのだが、すーさんの場合は、どうしても「オタマトーン」とTシャツのことを書いておきたい。

 ある時、ゲストがオタマトーンというおたまじゃくしと音符を掛け合わせたような形の電子楽器を持参していた。そのゲストとすーさんはもともと知り合いだそうで、すかさずその楽器をゲストから借り、とてもうれしそうに音を出していた。聞けば、すーさんはオタマトーンを作っている会社社長のファンで、イベントに参加したこともあるらしい。オタマトーンの音は人の声みたいで、弾いている姿も合わせて全体的になんだそりゃー!という雰囲気だ。そんな“へんてこ”なものに興味があるなんて意外だった。
 さらに楽器つながりで、鼻笛を勢いで買い、そのまま封も切らずに家に眠らせている話もしてくれた。もっと意外だった。こんな真面目そうな人にそんな面白い一面があったとは・・・。

 へんてこなTシャツも隠し持っている。以前台湾で買ったらしい「すべてのスタイル」と書いてあるTシャツや、視力検査のマークTシャツ(インタビューのトップ画像で着ている)、お気に入りは『片手袋を見守る会』公式グッズの片方の手袋だけがワンポイントで入った、ボーダーTシャツだ。普段はおしゃれなデザインTシャツを着ているのでこれまた意外だった。すーさんの気持ちとしては、着てきてもいいけれど、ゲストがびっくりしないように着るものを選んでいるとのことだ。・・・確かに宿の雰囲気に合うかと考えると疑問が残る。

 インタビューには記載しなかったが、必要以上に、周りからは真面目だとか仕事ができるように思われてしまうことが多いと話してくれたすーさん。実際真面目で優しいと思うが、こんな彼の“へんてこ面白い”部分をみんなに知ってほしいと個人的には思う。
 (たまたま近くにいたみどりちゃんと色々アイデアを出し合い、手始めに、ちょっと面白いくつ下なら、さりげなくて良いのではということになった。絶賛くつ下探し中だ。)

 生まれ育った土地ではないところに移住して生活し、自分の興味のあることや得意なことで根を張ろうとしている彼の姿からは学ぶことが多い。わたしも岩手で根を張ることができるだろうか。彼から元気をもらおう。

 

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