見出し画像

趣味の定期イベント(会)をやろう③「何度も来てもらう」

今回も「趣味のイベントを開く際に重要だなと思うポイント」を書いていく。以前の記事と被る部分もあるけども、そこは気にしないでほしい。

なお、ここでいうイベントは「知り合いを人を集めて少人数で遊ぶ」から「入念に企画し、大々的に広報して人を集める」まで、幅広い意味でつかっている。またビジネス的なイベントは除外する。

この記事は「何度も来てもらう」をテーマに話をしていく。


前回「目的をはっきりさせる」・前々回「人を集めるには」と、イベントを開く前にやっておくことについて書いた。
おそらく、前回までの内容を踏まえれば、イベントの1回目は特に問題なく開催をすることができると思う。

一方、それを複数回続けていくためには、別のことも考えないといけない。複数回イベントをやっていくには、何度も来てくれる「既存メンバー」を作る必要がある。
もちろん、趣味のイベントを定期的にやった場合、毎回全く別の新しい人が来るのも楽しいが、できれば同じ人に二回目以降も来てもらいたい。それは「前回が楽しかったから」という証明の何物でもないし、新しい人は毎回たくさん来るとも限らないからだ。

今回はそんな「何度も来てもらうために気を付けること」を書いていく。


新しい人を連れてくる

まず、最初に以下の記事を思い出してほしい。(読んでいない人は読んでいただけると非常にうれしいです)

この記事では、「趣味のグループを維持するには、新しい人を連れてくることが最重要」と書いている。

趣味のイベントでも同様のことがいえる。新しい人を呼んでイベントのマンネリを防ぎつつ、その新しい人にも何度も来てもらう。これが重要になる。
どんなに頑張っても人の流出はあるのだから、人の供給に力を入れる必要がある。
特にSNSや広告を使い面識ない人も誘っているイベントでは、常に新しい人が来る状態なのだから、積極的にその利点を生かすべきだ。

もちろん、イベントの内容を変更してマンネリを防ぐ方法もある。ただその場合はイベントの目的からずれてしまったり、変更された内容で人が離れてしまう場合もある。既存メンバーは、現状のイベント内容が好きだから何度も来てくれているかもしれない。
そのため、個人的にはイベントの内容をいじくるよりも、新しい人を連れてくることに意識を向けたほうがいいと思う。

なお、友達を集めて行うイベントでは、毎回新しい人を連れてくるよりも、数回に1回程度でいいと思う。それはイベントの最重要項目が「友達同士で遊ぶ」だからだ。イベントの内容の変更と新しい人を連れてくる、その両方で変化を楽しむといいだろう。


新しい人へのフォローを行う

既存メンバーについては、新しい人を連れてくることで何度も来てもらうことができる。一方、新しい人に何度も来てもらうには、どうすればよいか。
新しい人にとって、既存メンバーは面識のない人である。既存メンバーとの関わりで刺激は十分あるので、メンバーに関する問題はない。

重要になるのは、新しい人に何度も来てもらうためには「このイベントは楽しい」と思ってもらうことだ。
そのために最大限のことをする。つまり、新しい人に対して、イベント前・イベント中・イベント後のフォローをきちんと行うことが重要となる。
当たり前ではあるが、だからこそ意識したい。以下に、具体的な方法について書く。

○イベント前
・イベントの内容をしっかり伝える
→日時、場所、内容すべて伝える
・当日何時に来るかを確認する
・(必要であれば)参加メンバーを伝える
→同性・同年代がいるかも伝えると安心しやすい

○イベント中
・来ていなければ連絡、迎えに行けることを伝える(ドタキャンぽい場合は察する)
・新しい人が楽しめているか常に意識する
・専門用語・身内ノリ禁止・ベテラン感を出さない
・(可能であれば)以上の項目に理解のある既存メンバーと一緒に遊んでもらう
・できれば主催も新しい人と一緒に遊べるように動く
・できる限り会話して、人となりを知る

○イベント後
・参加のお礼連絡
→イベント中に新しい人と実際にやった・話したことも交えた内容を送るとよい
→軽く感想を聞き出せると、次回誘うときのきっかけにできる
・次回イベントの紹介

自分がイベントをやっていた時は、これらを気を付けてやっていた(毎回行えていたわけではないが)。特にイベント中は、新しい人が気後れしないように・楽しめるように主催者はうまく立ち回ることが大事だと思う。また、既存メンバーで気を使える人がいたら、遠慮なく協力してもらったほうがいい。

なお、ここでいう「新しい人」は「本当に面識がなかった人」も「友人だがイベントには初参加」も両方とも含む。重要なのは、両方とも同じように「新しい人」として扱うことだ。ここで扱いを変えてしまうと、身内感がにじみ出てくるので注意したい。


深追いはしない

ここまで、既存メンバー・新しい人それぞれについて「何度も来てもらうために気を付けること」を書いた。基本的にはこれらを注意することで、イベントを複数回やっても、常連によってイベントの人数は保たれると思う。

ただし、一つだけ注意点がある。深追いはしないことだ。

どんなにうまくやっても、既存メンバーが来なくなったり、新しい人が一度きりの参加で終わったり、ドタキャンされたりすることはある。避けられないことだ。
もちろん、再度誘ってみたり、来なくなる理由を聞いて見ることは大事だ。それでイベントの問題点が見つかることもある。

ただ、イベントに合わない人はいる。どんな趣味でも遊びでも、万人に受ける遊びなど存在しない。万人に受け入れられる人など存在しない。

離れてしまった人に対するフォローは必要ではあるが、再度誘って無理やり来てもらったり、しつこく来なくなった理由を聞くことは避けたほうがいい。

無理にに来てもらって人数を増やしても、イベントに気持ちが入っていない人がいると、その人自身も、ほかの人も100%楽しめない。お互いに損をするだけだ。

イベントに参加しなくなったとしても、別のイベントで一緒に遊ぶことができるかもしれない。また、同じイベントを続けていれば、再度来てくれるようになるかもしれない。

せっかく来てくれた人を大事することは重要だが、深追いはしないようにしてほしい。


以上が、イベント続ける中「何度も人に来てもらうために気を付けること」である。
新しい人を定期的に取り入れ、その新しい人にフォローをしっかり行うことで、基本的には問題なくイベントを続けられると思う。一度イベントに人が集まっているのだから、内容を大きく変化させる必要はないのだ。

次回は、イベントでの「選択する必要性」を書いていく。

気が向いたら程度でかまいませんが、いただけたら超喜びます