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「‘’奢る‘’あるある」から考える組織活性の鍵

こんにちは!Paddle編集部・Kです。

12月も下旬に差し掛かり世は年の瀬ムード。
会社など所属団体の忘年会なども多い季節ではないでしょうか。

年齢や立場に差がある人の飲み会でよく発生する金額の傾斜。
日本では先輩が、後輩に「奢る」文化がありますね。

今日は奢る際の"あるある"から、
組織論について切り込んでみたいと思います。


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奢る側の本音あるある
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私は大学まで体育会の野球部でしたので、
「奢る」文化の中で生きてきました。

20代後半に差し掛かり、
会社で後輩も増えてきて「奢る」機会も以前より増えてきました。

そこで「奢る」際の"あるある"をまとめてみました。
きっと皆さんも感じたことがあるのでは?

※文字に残すと器の小さい人間に見えますが、
奢る側の本音の気持ちとして恥ずかしながら
本音を晒してみます。笑

【奢る側あるある】

(1)先に注文して基準を作る
(2)コース料理の絶対的安心感
(3)お釣りが返ってこない事件


それぞれ簡単に解説をさせていただきます。

(1)先に注文して基準を作る

特に奢られる側に緊張や気遣いが強い時に発生するあるあるです。
奢る側が先に注文をして基準を設けるテクニック。

奢る先輩が飲み物を水にしたら、
奢られる後輩はビールは頼みづらい。
逆も然りで、
先輩が特盛豪華ランチセットを頼めば、
後輩も気兼ねなく何でも注文できる。

自分の財布の紐を締めたい時も、
後輩に気遣いさせたくない時も使える
汎用性の高いテクニックのあるあるです。

(2)コース料理の絶対的安心感

これは言わずもがなですね。
奢る側だと計算が出来ないアラカルトはお会計を聞いて驚く事もしばしば。
気前よく「ご馳走してやるよ」と言った日は、
価格が事前に決まっているコース料理が安心です。

(3)お釣りが返ってこない事件

コンビニや券売機型の飲食店などで時々発生する事件です。

先輩としては、ご馳走するつもりで1000円札を後輩に渡す。
お金が足りなくならないよう少し多めの額を。

その後、、、お釣りが返ってこない。

先輩は"お釣りは返してもらえるもの"と思って待っていますが、
お釣りは後輩の懐へ。

額も200円程度のケースが多いので、
先輩も何も言い出せずモヤモヤするあるあるです。


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立ち喰いそば屋での「お釣り事件」
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先日、実際に私も上記のあるあるを、
後輩と立ち寄った立喰いそば屋で体験しました。

その店は、入店と同時に券売機で食券を買うタイプお店。

私は自分がお気に入りのそば屋に後輩を誘い込んだ経緯もあり、
ご馳走をする気満々でした。

500円玉を渡し、
「いいよ、好きなの買いな。もし足りなければ言ってね」と。

私は先に注文を済ませ、そばを食す。

後輩も後から来て、そば屋を食す。

後輩のそば屋は天ぷら1つと玉子のそば。
価格は、410円。



お釣りの90円は返って来ませんでした。

後輩は何も考えてなさそうな素振り。

お釣りが返ってこない事件が、まさに発生しました。


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「お釣り事件」はなぜ起きる?
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90円と額も小さかったので、
そのままスルーしましたし、
後輩を嫌いになるわけでもないのですが、
僕が違和感を覚えたのは事実です。

この違和感を見過ごさず、
感情を少し深掘りしてみたいと思います。

何に違和を感じたのか?


90円のお釣りが返ってこなかった時に
とある想像してみました。


「仮に後輩が500円のかき揚げそばを
注文していたらどう感じたのだろう?」

500円のそばを後輩が注文していても、
410円のそばを後輩が注文してお釣りを返さなくても、
僕の出費は変わらない。


でも、圧倒的に前者の方が圧倒的に気分が良い。

ここで、ひとつの解が出ました。

私の認識では、
「奢る」という行為は、
"お金をあげているのではなく、
そばを食べるという共通体験を提供している"行為。

一方、後輩が認識した
「奢られる」は、
"お金をいただく‘’という行為。


この認識の違いが違和感の原因でした。

後輩と、"意思疎通ができてない"ことが
最大の問題の原因でした。


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組織における「意思疎通」の重要性
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「何を考えているかわからない」ーーー。


上司から新入社員へ、
部下から上司へ、
双方が感じているケースが多く、
組織の関係性調査でよく上がってくる悩みです。

いわば、意思疎通の問題です。


暗黙の共通認識と思っていた認識のズレが
関係性の悪化や、チームの崩壊を招くケースも多いです。


有名な話ですが、
マサチューセッツ工科大学のダニエル・キム教授が提唱している
「組織の成功循環モデル」でも、
組織の成功は、まず"関係性の質"を高めることから始まる、とされています。



「何を考えているかわからない」という状態では関係性の質も築けないでしょう。

組織の仲間とは、
適宜立ち止まって認識をすり合わせることがとても大切です。


それが、関係性の質を構築する第一歩。


「お釣り事件」も同じです。


「奢られて出たお釣りは普通返すでしょ。
今の若い世代の感覚はどうなってるんだ!!」と、

相手の考えを切り捨てて、説教しているようでは、
関係性の質は向上していきません。

生きてきた背景が違うのだから、
感覚がズレるのは当たり前です。


事前に一言、
「お釣りは返してね」と伝え、
認識をすり合わせるだけで防げた違和感でした。


あなたの当たり前は、あの人の当たり前ではない。


価値観の多様性が増す中で、
前提の認識のズレも増える時代です。

暗黙の認識をそのままにせず、
きちんと都度、言葉にして
互いの目線をすり合わせることを大切にしていきたいですね。


以上、「お釣り事件」から改めて学ばさせて頂きました。

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