
リモートマネジメントの鍵~寒空の有名パスタ屋の前で感じた痛み~
こんにちは!
Paddle株式会社編集長・星野(@Asakusa_999)です。
肌寒い季節が到来し、いよいよ冬本番という気候ですね。
そんな季節に寒空の下のレストラン前で感じた経験からマネジメントについて考えてみました。
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▼六本木の有名パスタ店にて
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この前の休日に、六本木へ遊びに行きました。
普段は下町・浅草に住んでいる私ですので、
久しぶりに高貴な街へ繰り出し気分も高まっていました。
せっかくなのでお洒落なランチをしようと、
有名なパスタ専門レストランを訪れました。
行列を覚悟していましたが、予想よりも混雑しておらず私たちは2組目として待ち列に並びました。
並んでいるのはドアの外でしたが、
見通しの良いレストランでしたので店内が覗けます。
店内もいくつか空席があるようですし、
目の前のテラス席も空いていますので、
そんなに長い時間は待つことはなさそうな予感です。
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▼寒空に冷める体と気持ち
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店頭に出ているメニューを眺めていると
すぐに前のお客さんが案内され、
"きっと俺たちもすぐ呼ばれるな"と思っていました。
…しかし、なかなか案内されません。
店内の席も目の前のテラス席も空いているのに
寒空の下で待たされます。
自分たちの存在が店員さんに気付されているから不安になり、
ドアをちょっと開けて店内に顔を出すと、
「次ご案内しますので、少々お待ちください」とのこと。
結局、20分ほど待った末に入店しパスタを美味しくいただきました。
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▼抱いてしまった不信感
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有名店ということもありパスタは確かに美味しかったのですが、あまりよくない気分で帰宅しました。
空席が目の前にあるのに自分達がそこに案内されない理由がわからないのはすごくモヤモヤしました。
そのモヤモヤを店員さんは察してくれる事もなく、
説明や謝罪の一言もなかったことには少し不信感すら覚えました。
仮にも空席が予約席であったなら、
「reserved」と札を置くなど、その旨を伝えてくれたらスッキリしたでしょうし、
人員が回っていないために席を埋めたくなかったのであれば、
一言その説明をいただければ不信感もなく待つことができたと思います。
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▼no more ブラックボックス
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情報はなるべくオープン化して、ブラックボックスにしないこと。
組織マネジメントをする上でも重要なことです。
自分が見えない場所や自分が知らない場所で動きがあることに
"気持ち悪さ"を感じてしまうのは人間の性でしょう。
ビジネスの現場でも
意思決定の背景や指示の意図がわからぬまま
コミュニケーションを取られて、
上司や同僚に不信感や嫌悪感を覚えるということは良くあるのではないでしょうか?
特にリモートワークが進んだ現在の働き方において、
これまで以上に部下は「ブラックボックス感」を感じやすくなっています。
小耳に挟んでいたオフィスで交わされる上司同士の会話が聞けなくなり…
重要な意思決定に悩んでいそうな上司の表情が見えなくなり…
チーム他メンバーのタスクの緊迫感ある状況が感じ取れなくなり…
部下としてこれまで、五感を使って感じていたものがブラックボックス化しやすくなっています。
マネジメントとしては、
これまで以上に意図的に情報をオープン化する姿勢が
ニューノーマル時代において互いに信頼し高め合う組織を作る重要な一歩かもしれません。
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