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キャプテンが控えのチームは弱いのか?

こんにちは!
Paddle株式会社 編集部・Kです。

先日「ONE TEAM」が流行語大賞を受賞しました。
ラグビーW杯はかなりのブームになりましたね。

スポーツの世界大会といえば、
野球の世界一決定戦であるプレミア12も記憶に新しいですね。
11月に行われ、日本は見事優勝を果たしました。

私は野球が大好きでよく見ていたのですが、
組織論的観点で大会を見ると一番の注目は松田宣浩選手でした。

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チームリーダー松田宣浩の最終戦
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松田選手は、ソフトバンクホークスに所属する日本代表常連のプレイヤー。
自チームで代表でも長年サードを守る人気選手です。

松田選手は今年36歳でチーム最年長のベテラン。
「熱男」の愛称でも親しまれ、
明るいキャラクターで、どこでもムードメーカー。

日本代表でもリーダー役に指名されることも多く、今回もその役回りでした。

36歳のベテランでも誰よりも元気で若々しく、
試合中は先頭に立って声を張り上げる。
試合後はいつも声がガラガラという全力ぶり。

今大会でも毎試合、
ベンチ前の円陣でチームの士気を上げる声出しをする映像がTVで流れていました。

そんな松田選手。

決勝戦である韓国戦は、フィールドにその姿はありませんでした。

試合に出ず、ベンチを温めていました。

それまでの試合にはスタメン出場していましたが、
なかなか調子が上がらず決勝戦は控え選手として日本の優勝を見届けました。

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日本野球史に残る"控えのリーダー"
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リーダーの松田選手がベンチでチームを引っ張る姿を見て、1人の選手を思い出しました。

平石洋介ーーー。

昨年まで楽天の監督をしていた元プロ野球選手です。
平石さんは、「史上最も実績がない監督」などと形容されることもあります。

平石さんの選手時代に積み重ねた通算安打は「37」。

一流プレイヤーは2000本以上安打を打ちますので、
「37安打」はプロ野球の監督をするにしては、かなり珍しい成績です。

プロ野球ファンとしては、
そんな平石さんの高校時代を思い出す人も多いのではないでしょうか。

平石さんは大阪の名門・PL学園出身。
世代は、あの「松坂世代」。

甲子園で松坂大輔率いる横浜高校と
歴史に残る延長17回の熱戦を繰り広げた、
PL学園の主将が平石さんでした。

今でも当時の映像がワイドショーで流れることもありますが、
平石さんはそこにバッチリ映っています。

3塁ランナーコーチャーとして。


彼は高校時代、背番号は二桁番号のキャプテン。
控えのキャプテンでした。

高校時代は怪我が多く控え選手でしたが、
素晴らしいキャプテンシーでチームを引っ張ったそうです。

試合中の戦術を考え指示出したり、
相手を観察して投手の癖を見抜いたり、
チームメイトの心情を慮り意図的に時間を稼ぐタイムを取ったり、
彼のキャプテンシーを表すエピソードはたくさんあります。

「平成の怪物」と言われた松坂大輔を最も苦しめたのは、
PL学園と言っても過言ではありません。

その強いチームのリーダーは控えの平石洋介さんでした。

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キャプテンは優秀なプレイヤーである必要であるのか?
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部活や組織でよくされる議論だと思います。

「キャプテンやリーダーは、
プレイヤーとして優秀な成績を残している者がやるべきか?」

私自身も、学生時代はずっと野球部でしたが、
代が入れ替わり新体制を考える際は毎年のように議論されていました。

主将にすべきは、、、

選手として野球がとても上手いA君か。
野球は下手だが人格者で求心力のあるB君か。


‘’能力が立場を作るのだから
前に立つ役はそれなりに能力のある人がすべきだ‘’、という論もあれば、

‘’プレイヤーとリーダーに求められる資質は異なるのだから、
能力は切り分けて考えるべきだ‘’、という論もある。

特に部活動では、
同じチームを2度やり直すことはできないので、
答えは出ないのかもしれませんが、
みなさんの所属してた組織はどちらのタイプでしたでしょうか?

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常勝軍団に不可欠なのは、
名監督?スター選手?それとも?
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ウォール・ストリート・ジャーナルの編集者、
サム・ウォーカー(Sam Walker)氏のとある研究です。

彼は、時代を超えて大成功を収めてきた
プロスポーツチームの共通点を探るプロジェクトとして、
1880年代まで遡り、1200以上のチームを分析したそうです。

同氏の著書『The Captain Class』でその研究をまとめていますが、
最も成功したチームには、ある1つの共通点があることを発見したそうです。

「優れたキャプテンがいること」ーーー。

過去の例を見る限り、
優勝請負人として実績を持つ監督でも、
リーダー的な選手が不在のチームではその手腕を発揮できていないと同氏は述べています。

チームが常勝軍団となるか否かは、
監督よりもキャプテンの資質の高さが明らかに密接に関係していたそうです。

そんな「優れたキャプテン」の資質を下記の7つとして同氏はまとめています。

* 並外れて粘り強い
* ルールの限界までプレーする
* 縁の下の力持ち的な役割を引き受ける
* チーム全員とはっきりとコミュニケーションする
* 言葉ではなく行動でチームのモチベーションを上げる
* 強い信念を持ち、人と違うことを恐れない
* 自らの感情をコントロールできる


各組織状態や、戦うマーケット、競技の特性もあるので、
何が理想像かは一概に言えない部分もあると思いますが、

キャプテン/リーダーの在り方は、
チームに大きな影響を与えることは間違いないでしょう。

組織にとって、リーダーは大きな存在です。


「あいつは野球が上手いから、とりあえずキャプテンだな」という
安直な判断は避けた方が良いかもしれません。

ベンチからでもチームを圧倒的に
強くできるキャプテンも存在します。


みなさんの組織における
「優れたキャプテン」の資質はどのようなものだと思いますか?

そんなことをチームで議論するのも面白いかもしれません。

(Paddle株式会社 編集部・K)

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