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僕が~(略)

であるところの僕がコントや演劇のために考えていることを見てほ~ってなったところを書きます。タイトルが長いので省きました。スンマセン。


自分は何が好きなのかを知り、何故好きなのかまで考える

映画だろうと音楽だろうと食べ物だろうと、「好き」と思ったら、それが何故好きなのか理由が分かるまで考えます。
「それが何故好きなのか」は自分の中に答えがある事です。オリジナルを生み出すためのヒントを掴めるのです。


ワードハンティングは「意味」と「音」と「形」で

僕には言葉を「意味」と「音」と「形」で捉えるクセがあります。
まずは「意味」。特定の状況や感覚を端的にズバリと表現している言葉は、とても魅力ある素材です。
次に「音」。言葉は役者から発せられる声、つまり「音」で表現されます。字で読めば分かる言葉も、いざ音にしてみると分かりづらくなることがあります。
そして「形」。文字をおもちゃにして遊ぶのが好きです。漢字を部首に分解してみたり、字に似た形の物を探したり、頭の中でグルグル角度を変えて見たりします。


コントの台本は地層のように重ねて作る

僕のコントの台本は地層みたいにいくつかの層が重なり合っています。
下に敷いてあるのは、ストーリーそのものが持ってる面白さ。笑いのための大きな仕組みです。その上に載せてあるのは装飾的な笑い。言葉遊び・語感・テンポ・身体表現など。
注意すべき事は、敷いてある笑いと載せてある笑いのどちらをいじってるかを把握しておくことです。


つくる順番は「しくみ」「オチ」「素組み」「装飾」

まずは構造のアイデアからです。作りたい物の全体のルール、僕は「しくみ」と呼んでいます。
次に、その「しくみ」の力が一番発揮できるオチを考えます。
そのオチに向かって、最短コースの台本を作ります(素組み)。
笑いの要素を思いつく限りねじ込んで、笑いの量を稼ぎます(装飾)。


「自分一人だけが知ってる特別なもの」と、数万人に思わせる

シマウマ大好き人間は、シマウマの物なら何でも買っちゃいます。
何が言いたいかというと、「個人的にこれだけは特別」という領域に入った物は、人の行動範囲すら変えることが出来る、という事です。
それを数万人単位で起こす、つまり「皆は知らないだろうけど、自分だけはコレが好き」と全員が思っている、という状況を作るのです。
その為に、風変わりな持ちネタを選んで出演しました。「俺はあの変なヤツが好きなんだよね」という少数派を作る。これが狙いです。
とくにお笑いや演劇などのカルチャーについて語りたがる人の中には「マニアックだと思われたい」という心理が働いています。専門分野に詳しいことは、かっこいいことなのです。


あと音楽は情報として強すぎるって言葉も印象に残りました。すげえ人はすげえ事を考えているんだなあと思いました。




OWARI