【ユンゲ・フライハイト紙】「《ジェンダー・ガガ》をめぐる論争: 院長が大臣に反撃《ならば私はよろこんでポピュリストになります》」

2020年1月30日
ハルデンスレーベン発: ザクセン=アンハルト州のハルデンスレーベンの眼科の院長Markus Motschmannが、ジェンダー促進措置に対する彼の批判に起因する、厚生大臣Petra Grimm-Bennes(社会民主党)からのポピュリストであるという非難を拒絶した。「私はただ事実を指摘しただけである。事実がポピュリスト的であるというなら、私は喜んでポピュリストになります」、MotschmannはこうJunge Freiheit紙に語った。

その背景にあるのは、先の火曜日にハルデンスレーベンにおけるAmeos-Klinikumの前におけるストライキへとGrimmes-Bennesが参加したことである。インターネットにおけるビデオで閲覧することができるように、Motschmannは、ザクセン=アンハルト州における病院への投資の停滞をもって、この社会民主党の政治家と対決した。その数は、この間に15億ユーロにも及ぶようである。

社会民主党は2011年から健康省の地位を保持しており、またこのような民営化に対する責任がある。過去数年において病院の数は三分の一も減少している、とこの院長は付け加えている。自ら提示しようとしたこの大臣への質問において、Motschmannは、彼の考えによれば、ザクセン=アンハルト州が「イデオロギー満載のジェンダー・ガガに対して毎年支出している、数百万ユーロの消えた奨励金」について言及していた。

「ドイツのための選択肢-話法」
この大臣は怒りをこめて、これを「ドイツのための選択肢-話法である」として拒絶した。そのような「ポピュリスト的なやり方」や社会の分断を、彼女は州議会におけるドイツのための選択肢から予期しているようである。加えてMotschmannの計算は正しくないらしい。「あなたの言っていることは受けいれ難いし、こう言わなくてはいけません。そのことについて私はもはや耳を傾ける必要はありません」、こうGrimm-Bennesは憤慨している。

Junge Freiheitに対してMotschmannが語ったところによると、彼の発言には肯定的な反応だけが返ってきているようだ。「いまはすべての同僚と患者が、同意をもって私に反応しています」。また、この案件は決して計画されたものではないようだ。「すべては自ずと流れでそうなったのです。Grimm-Bennesは、いつだって民営化に取りくんできました。ただストライキの参加者と何枚かの素敵な写真を撮るために大臣がいらっしゃるということを聞いたときに、私は思ったのです。誰がこのような民営化をずっと推し進めてきて、これまでにおける数十億にも及ぶ病院に対する投資の停滞の責任を負っているのかを、いまや明らかにするときがきたと。そしてまさに私はそれをやっただけです。それ以上でもそれ以下でもありません」。

ザクセン=アンハルト州が、毎年数百万ユーロをジェンダー・プロジェクトやその措置のために支出していることは疑う余地はない。「その数値は公表されていて、誰でも調べることができます。大臣だってそれをわかっているはずです。まさにだからこそ、彼女は反論をするのではなく、むしろポピュリズム-棍棒をすばやく取り出したのでしょう」。

https://jungefreiheit.de/politik/deutschland/2020/chefarzt-kontert-ministerin-dann-bin-ich-gern-populist/

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