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創業時にできる資金調達の方法とは?

新型コロナウィルスの影響で、資金繰りに困っていらっしゃる方は多いかと思います。
また、このような状況下なので、「今、創業するのはちょっと、、、」と二の足を踏んでしまうかもしれません。
しかし、そう悲観的に考えることはありません。新型コロナに関連する融資は活性化しておりますし、きちんとした事業計画があれば出し手は現れるものです。
ビジネスはタイミング”も”重要です。チャンスを逃さないよう、始められるときに始めてしまいましょう。

で、いくら必要なの?

まずは、何に(=資金使途)いくら必要なのか?(=金額)を明確に(=数字に)しましょう。そのためには事業計画が必要です。
事業計画は遅かれ早かれ必要になります。なぜなら、おカネの出し手に具体的に説明する必要があるからです。
数字の根拠を明確にし、できれば資金繰り表も一緒に作成しておきましょう。

創業時の資金調達オススメ3つ

1.自己資金
まずは自己資金でどこまで事業ができるかを検討しましょう。
ビジネスモデルにもよりますが、大規模な設備投資が必要でなければ、可能な限り自己資金で賄えることが望ましいです。
また、後述しますが、融資の際にどれだけ自己資金があるか(=返済原資があるか)も審査のポイントとなってきます。

2.創業融資(日本政策金融公庫)
日本政策金融公庫の創業融資は、創業時に受ける融資として最もポピュラーなものです。
融資を受けるハードルもそんなに高くはなく、一番オススメできる制度です。
自身で窓口から申し込む方法もありますが、可能であれば融資の専門家や営業担当と繋がれると良いでしょう。

3.知人、家族からの借入/出資
最後は知り合い/家族頼みです。
ただ、金の切れ目が縁の切れ目、関係性も大事にしましょう。

4.その他
他にもベンチャーキャピタルからの投資、他の銀行からの融資という方法もあります。ただ、どちらも創業時には不向きな方法です。
出資を受けると、自分たちの株式シェアが低下します。また、シェアを取られるということは経営への介入があるということです。ですので、慎重に考えましょう。
融資を受けるためには、返済ができるということを証明しなくてはなりません。銀行からの融資は、早くとも事業が単月で黒字化してからが良いでしょう。

見られるポイントは?

・創業融資(日本政策金融公庫)
創業融資を受ける際に見られるポイントは以下の3つです。
1.経営者の経験と能力:
経営者の過去の経験や実績から、計画している事業がちゃんと立ち上がるかどうかをを見ます。
2.自己資金の割合:
自己資金は返済ができなくなった時の返済原資になります。自己資金に対して無理な借入になっていないかどうかを見ます。
3.事業計画の妥当性:
事業計画より、黒字化する計画になっているか、いつ黒字化するのか、数字の根拠は何か、を確認することで、ちゃんと返済できるかどうかを見ます。

・その他
前述の通り、他にもベンチャーキャピタルからの投資、他の銀行からの融資という方法があります。
ベンチャーキャピタルは、事業のステージによって見られるポイントは異なりますが、基本的には
 −その事業は伸びるか?他社に勝てるか?
 −それを達成できるメンバー(経営陣)か?
を見ています。なぜなら、大化けしてExitし、大きなリターンを得ることが目標だからです。

銀行は、
 −ちゃんと借りたおカネを返せるか(=黒字になっているか、それが継続するか)
を見ています。特に月次収支が黒字になっていることが重要です。


いかがでしょうか。
ビジネスのチャンスはいつ転がり込んでくるか分かりませんし、開始するタイミングは非常に重要です。
このような状況下であったとしても、チャンスを逃さずチャレンジすることを応援しています。

一般社団法人日本パートナーCFO協会 編集部

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