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最近の外部環境リスクのキーワードと備え方

日本パートナーCFO協会所属、ITコンサル×パートナーCFOのタナショーです!
この記事では、ベンチャー企業や中小企業の経営に役立つ情報を発信していきます。

コロナ禍によるニューノーマルな働き方や、諸外国とのマーケットの変容など、外部環境の変化は昨今特に激しいものがあります。今回は外部環境リスクをお伝えしながら対処しいてくためのヒントに触れていきます。


外部環境リスク① コロナ禍における消費者ニーズの変化

外部環境の変化の中でも一番目につきやすいポイントだと思います。
飲食業界では外食需要が減ったことから、食材を買って自宅で調理する「内食」や、お弁当やテイクアウトを買って家で食べる「中食」のニーズが増えてきました。通販や出前などのデリバリーの利用機会もどんどん増えています。

このリスク対策としては、通販やデリバリーなどの「店舗内(リアル)での販売をやめ、オンラインでの販売に切り替える」ということが挙げられます。

これらの消費者ニーズの変化には「非接触・非対面」というキーワードが隠れています。店舗内の販売においても「非接触・非対面」が実現できていれば良いのです。
例を上げるとセルフレジでの決済や、飲食店での皿の配膳をロボットがするなどの突飛な取り組みも登場しています。ユーザが安全安心に店舗を利用するためには、どのような非接触・非対面サービスを提供すればよいか考えてみましょう。


外部環境リスク② 働き方の変化に伴う労働力確保の困難化

「採用活動をしても人が集まらない」
「定着せずにすぐに人が辞めていく」
ここ数年、企業は人の確保が難しくなってきたことを実感しているかと思います。
タナショーがいるIT業界も人探しにいつも困っています。

最近はライフワークバランス優先や自身の働きやすさを重視していることもあり、人々の働き方に関する意識も大きく変わってきています。
例えば、キャリアアップを重視しての転職ブーム副業、独立をする人たち。逆にフルタイムの勤務ではなく、週3勤務などの勤務割合を減らすような働き方。また、リモートワークを中心とした働き方が根付いたこともあり、地方への移住も増えてきました。

これらは、「1つの会社に所属して定年まで働きたい」と考えている従業員が少なくなってきたことを意味します。
これらのリスクで考えるべきことは2つあり「労働力をどう確保すべきか」と「人が行う業務をいかに減らしていくか」です。

箇条書きになってしまいますがそれぞれ下記のような対策があるかと思います。

●労働力確保
・多様な働き方を許容するような採用方法。フルリモートワークOKとして全国どこからでも働ける。
・企業に共感してくれる人たちの採用。企業のミッションやビジョンの策定、企業ブランディングの強化
●人が行う業務を減らす
・IT活用による人の定型業務の削減
・アウトソーシングの活用。派遣やクラウドソーシングや他社との協業



外部環境リスク③ プライバシーへの配慮

プライバシー(個人情報)への配慮も近年とても重要視されるようになってきました。あまり身近に感じたことがない人もいるかも知れませんが、わかりやすい事例があります。

インターネットでサイトを開くと「Cookieを受け入れる」「許可しない」などのボタンが表示されるようになったと思いませんか?
Cookieとは、訪問したWebサイトでの情報をPC・スマホに保存しておく仕組みです。保存は一時的なものでありますが、訪問者(あなた)を識別するような情報も含まれているため、プライバシーの侵害に当たると判断され制限されるようになりました。

もともとCookieは訪問者の嗜好に合わせた広告を表示したりマーケティングに活用することができるため、Webサイト運営者や企業側にとっては必須のものだったのですが、ユーザの許可なくCookieを設定・取得することができなくなり打撃を受けています。
このように個人情報にあたるプライバシーについての取り扱いは、ビジネスの運営にも影響を与えています。

2022年4月には個人情報保護改正法も施行される予定であり、ますます企業は個人情報の取り扱いに気をつける必要があります。
また個人情報や取引情報などのデータセンターの立地にも気をつける必要があります。
直近では、個人情報が海外のデータセンターにあったことから、個人情報流出のリスクがあるのではないかと騒ぎになった事例もありましたね。
データの取り扱いだけでなく、データの保管場所についても留意が必要になっています。


まとめ

いかがでしたでしょうか? 外部環境の変化が激しさを増していく中、それらに対応する企業運営は困難を増してきましたね。
外部環境リスクは経営陣が先頭を切って対応していくものですが、タナショー的にはまずはIT活用をおすすめしたいです。手前味噌ではありますが、タナショーのnoteでもIT活用について記事を沢山載せていますでご参考にしていただければと思います!

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