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『Pとキャベツ』 第14話 熟女とイケメン

P: 今日はね、大戸屋でキャベツを頼んだんだけど、全然足りなかったよ

キャベツ: それは不満が残るな。君なら少なくとも半玉くらいは必要だろうに

P: ほんとそれ。半端に食べると逆に食欲が増すよね。ところで、今日はもうひとつ面白いことがあってさ

キャベツ: ほう、何があったんだ?

P: 実はさ、友達に誘われて「熟女の会」っていう集まりに参加してきたんだよ。まさかと思ったけど、25歳の男性でも参加できるって言われてさ(笑)

キャベツ: 君が…「熟女の会」に?それはまた異色の選択だな。どうだった?

P: いや、最初は完全に場違いかと思ったんだけど、話を聞いてたら意外な発見があってさ。20代の男性って、熟女たちにとってはみんな「イケメン」らしいんだよ。どの人も若さがあるだけで魅力的に見えるって

キャベツ: ほう、それは興味深い見方だな。つまり、外見の価値は年齢や状況次第で変わるということか

P: そうなんだよ。年齢や経験だけじゃなくて、見る人の視点次第で、魅力が違って見えるって話でさ。25歳ってただの若造だと思ってたけど、そこに価値があるんだなって実感した

キャベツ: 君もその「イケメン」の範疇に入っていたわけか

P: まあ…そういうことみたいだ(笑)。自分では全然意識してなかったけど、彼女たちの話を聞いてると、やっぱり自分の視点だけじゃ物事は見えないなって思ったよ

キャベツ: それは面白い話だな。若さゆえの輝きというものを自覚する時が来たのかもしれない

P: まあ、ちょっと元気ももらえたし、視点が変わると新しい発見があるもんだね。次はちゃんと半玉の君を食べて、さらに成長するよ

キャベツ: それは頼もしいな。次回はその意気でしっかり食べてくれ

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