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LUMIX G100とゆく│共に過ごした1年を振り返る

君と出逢い 春夏秋冬

 Panasonic様からお借りしているミラーレス一眼カメラ、LUMIX G100。片手に収まるほど小型で、操作性も良く、気軽に持ち出せるのが特徴だ。

 このカメラとともに過ごし、もうすぐ1年が経つ。今では、良き相棒として、わたしの写真生活を楽しませてくれている。

 さらにこの1年、LIMIX G100をテーマにnoteの執筆をしてきた。
 今回は、この1年を振り返ろうと思う。君と過ごした、この1年を。

君と見た景色

1.スナップ

この街、静岡でスナップする

 君を初めて手にした日。その小ささに、大変驚いた。片手に収まるサイズだ。今すぐ、撮りに行こうと思った。

 わたしは、普段からスナップ撮影をしている。
 これは最適だと、直感した。

 撮り慣れた街を、はじめての君と歩く。秋の夕暮れ。はじめてなのに、はじめてではない、不思議な感覚に襲われた。シンプルな操作性と程良い重量感。手に馴染む君に、可能性を感じた。

静岡の街を、4本のLEICA DGレンズで撮る

 お借りしたレンズは、LEICA DGレンズ4本。LUMIX Gシリーズのために設計されたLEICA DGレンズは、“LEICAの名を冠することが許された高性能なレンズ”である。

 単焦点レンズ2本と、ズームレンズ2本。それぞれのレンズで、街を撮り歩いた。LEICAレンズの描写は、心地よい。開放での柔らかさ、絞った時のシャープさ。撮影が楽しくなる。
 さらに、どのレンズを装着しても、片手で持つことが可能だ。その軽やかさは、わたしに高揚感をもたらした。

LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPH.
LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPH.LEICA DG VARIO-SUMMILUX 25-50mm / F1.7 ASPH.
LEICA DG NOCTICRON 42.5mm / F1.2 ASPH. / POWER O.I.S.
LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.

2.旅行

 LUMIX G100は、小型軽量なカメラだ。
 これは、最大のメリットであると言えるだろう。

 そこで相性が良いのが、“旅行”である。コンパクトで持ち運びしやすいLUMIX G100。荷物が多くなりがちな旅先で、大活躍だ。

 わたしは、LUMIX G100との旅行記を3本執筆した。

用宗で過ごす4時間の小旅行

用宗にて(静岡県)

1泊2日 滋賀ゆるり夫婦旅

琵琶湖にて(滋賀県)

涼を求めて 富山・黒部峡谷

黒部峡谷鉄道・欅平駅にて(富山県)

「あれっ、軽い!?」

 カメラリュックを背負う。普段わたしは、フルサイズミラーレスを使っている。その違いに、衝撃を受けた。
 さらに、お借りしているすべてのレンズを収納しても、鞄には余裕があった。持っていきたいレンズが、鞄に入りきらず、泣く泣くお留守番させた経験がある。その身としては、嬉しい話だ。

 そして、旅をする中でも、君の良さを見つけた。
 ”ひとりで様々な顔を持つことができる”。これが君の良さだ。

 LEICA DG VARIO-SUMMILUX 25-50mm / F1.7 ASPH.で、風景撮影を楽しむ。LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPH.に交換すると、旅先の街をスナップできる。

 フルサイズ機では、風景撮影は得意でも、スナップ撮影は少し難しい。被写体が変われば、適当なカメラも変わってくるためだ。そのような場合、わたしはカメラをチェンジする。

 しかし、LUMIX G100は、それを1台でこなしてくれた。
 使っていて、心地よいカメラ。もうすっかり相棒だね。

3.大切な場所、大切なひと

 スマートフォンで綺麗な写真が残せる時代。それでも、カメラで写真を撮りたいと思う。
 カメラで写真を撮っているひとの数だけ、撮りたいものがある。残したいものがある。

 わたしは、君と一緒に、自らが残したいものを撮ろうと決めた。故郷の景色。親友の笑顔。いつでも行ける。いつでも会える。そう思って、先延ばしにしていることが、たくさんあった。

 “いつでも”を“今日”にして撮りに行った。
 その思い出は、色褪せない。

故郷を撮る。残したい今。

大切なひとの大切なときを撮る

 いつでも行けるから、いつでも会えるから…。
 そうやって見過ごしていた自分の大切なものに、目を向けてみると良い。

 一歩踏み出したその際には、LUMIX G100を一緒に連れてはいかがだろうか?コンパクトなカメラは、フットワークすらも軽くしてくれる。
 大切なものを写真で残す。カメラを持つ理由が、そこにある気がした。

4.LUMIXを楽しむ

 LUMIXには、フォトスタイルと呼ばれる仕上がり設定機能が搭載されている。撮影前に、好みの色味や画質を調整できるモードだ。

 フォトスタイルは“選択したフォトスタイルで1日を通して撮影を楽しめる”がコンセプトとなっている。

 わたしのお気に入りは、L.モノクロームとL.モノクロームD。それぞれのフォトスタイルで撮影した記事を書いた。

仲間と信州とL.モノクローム

L.モノクロームで撮影

L.モノクロームDと歩く散歩道

L.モノクロームDで撮影

マイクロフォーサーズの楽しみを探る

 マイクロフォーサーズシステムとは、ミラーレスカメラの共通規格のひとつで、2008年にPanasonicとOlympusによって策定されたものである。現在多くの賛同企業やサードパーティーからマイクロフォーサーズ用レンズが発売されている。

 互換性ある豊富なレンズラインナップも、魅力のひとつだ。

LUMIX G100と追求した 飾らない美しい日々

 今夏、STILLUMIX写真展に出展する機会をいただいた。

 LUMIXが生み出す色は、瑞々しい。
 それが表現されている作品をセレクトした。

 フォトスタイルをスタンダードで設定し撮影した本作品。現像もほとんど手を加えていない。なぜなら、それが一番美しいと思ったから。

 実際にプリントを見た時、LUMIXが力を入れている色づくりが伝わってきた。心が震えた。写真は、プリントするともっと楽しい。

LUMIX G100の魅力

 コンパクトなボディなのに、様々な撮影に対応できる。
 それが君の魅力だ。

 君とスナップし、旅に出た。君は、大切なものに向き合う時間をくれた。
 気がつけば、いつもそばに置いているカメラ。小さくて可愛いくて、頼もしいカメラ。そんな君と過ごした1年は、本当に楽しかった。

 カメラを買ったけど、なかなか使う機会がなく、気がつけば押し入れの中…。そんな話を聞くことがある。もったいないな、と思う。しかし、大きくて重いカメラは、撮影に気力が必要なこともわかる。

 LUMIX G100を手にしたら、ぜひ目につくところに置いてほしい。リビングでも机でも良い。通勤や通学の鞄に入れっぱなしでもいい。

 場所はとらない。手を伸ばせば、いつでもシャッターが切れる。写真が生活の一部になるのだ。この楽しさを、多くのひとに伝えたい。

 カメラをはじめたい方、気軽に持ち歩けるカメラが欲しい方。
 LUMIX G100とともに、思い出を作ってみてはいかがだろうか?

 きっと彼は、あなたの良い相棒になる。

 それでは、良い写真生活を。

※本noteの作例は、全て以下の機材を使用して、撮影しました。

■Camera:LUMIX G 100
■Lens:
LEICA DG VARIO-SUMMILUX 25-50mm / F1.7 ASPH.
LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.
LEICA DG NOCTICRON 42.5mm / F1.2 ASPH. / POWER O.I.S.
LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH.


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↓LUMIX G100とゆくシリーズ

↓STILLUMIX HP

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