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サラリーマン「体験」をしているという感覚 〜担当エリアを渡されて〜

2ヶ月目の研修が終わる間際に、
〇〇区〇〇町の○丁目〜○丁目が担当エリアとして渡された。

3ヶ月目からいよいよ営業マンとして野に放たれ、しかもそこが名前も知らないようや地域を担当するとなると、不安も勿論あったが、そこがどんな町なのか、どんな出会いがあるものかとワクワクする気持ちもあった。
そして、へこたれる事への覚悟も同時に沸き上がった。

いや、覚悟という程ドシッとしたものではなかったか。
「あ~どうせへこたれる事もあるんやろなー笑」という予想というか、諦めにも似た感情だったかもしれない。

まず早速へこたれたのは、エリアの地図を作る過程。
2ヶ月目終了目前のこの作業にへこたれた。

・ゼンリンという超ビッグサイズの地図帳から担当エリア該当ページをコピーする。
・該当ページは地図帳の数ページにわたっている為、コピーしたページから該当住所を切り取って貼り付けていくと、エリアを型どった地図が出来上がる。
・出来上がった地図にお客様情報を記入していく。

という流れなのだが、小学生の頃、世の小学生男子が漏れなく組み立てて遊んでいたミニ四駆作りを、箱を開けてまず絶望し、作り始めて序盤で断念した僕にはこの地図作りも頭が爆発するほど途方に暮れる作業だった。

現場に出る前にへこたれるとは、予想が当たるにしても早すぎる。
しかし、ただへこたれただけの話では終わらない。

地図作りでピタッと思考停止している僕を同期何人かが面白がり、笑いながら手伝ってくれたのだ。
研修担当の先生も「そんなに難しい!?笑」と言いながら手を貸してくれて、僕のエリアの地図完成に向けてほんの一瞬ではあるが、気持ちが一つになった瞬間があった。
2ヶ月の座学研修であまり打ち解ける機会がなかったのだが、これをきっかけにようやく同期間の緊張が解れてきた気がする。ちょっとしたコミュニケーションが生まれた。
僕の図形認識・地図切り貼り能力の欠如が、同期間の絆形成に一役買ったと言えよう。不器用も悪くない。どの立場で言っているのかは分からない。立場認識能力も欠如しているようだ。
勿論ただひたすらに感謝しております。
ありがとうございました。

地図が完成して、一大プロジェクトを成し遂げたような達成感を味わったのも束の間。
次はお客様情報を書き込むというまた細かい作業が続き、地平線の先にたどり着いても、また新しい地平線が広がっていた。。。
しかし、それもそれで既に地図作りが完了している同期にコツを教えてもらうことでまた新たにコミュニケーションが図れたように思う。

営業の仕事の難しさを、営業に出る前に痛感することになったのだが、助けを求める事は決して悪い事ではないのではないかと示唆に富んだ出来事となった。

担当エリアを渡されて、エリアに赴き、エリアでのあれこれを書こうと思っていたが、文字通り渡された途端のへこたれっぷりのみの話になってしまった。
実際のエリアでのあれこれはまた次回以降の日誌で書いていこうと思う。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
少しだけ、ミスチル好きをアピールさせてもらいました🙇

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