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pink

岡崎京子さんの作品が好きだ。

出会いは映画「ヘルタースケルター」
衝撃を受けた。

岡崎先生について調べていたらなんと安野モヨコ先生が長年アシスタントをしていたというのを知りこれは惹き付けられて当然だ…と腑に落ちた。
好きな人が影響を受けたものは大抵好きになってしまうものだと思っている。

さて、岡崎京子さんの「pink」ですが何度も読みました。
テーマは「愛と資本主義」だそうです。
なんとなく好きな言葉。

結局、そういう仕事をしてる子はしあわせにはなれないのかなぁ…と思いました。
私もそういう世界にいたので。
(その話は有料noteに書いてあります)

私は童話の「シンデレラ」が大嫌いです。
王子様なんていないから。
「pink」の王子様も不幸な最後だしね。
幸せは自分でつかみ取らなくちゃいけないんだなと感じました。

主人公のユミちゃんと私はちょっと似てる。
平凡な生活の中にスリルを求めてる。
波乱万丈な人生故に退屈なのがどうも性にあわないらしい。
ユミちゃんは比較的裕福な家庭で生まれているけどそれに甘えず自立しているところが好き。
私の知ってるお金持ちの家の子はだいたい壊れちゃうから。

たとえ「しあわせ」になれなくても物語が終わるといいな。

そう思える作品でした。

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