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心のこと

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画像は2019年3月9日、アリーナ前で。プレイオフファイナル初日、サハリン戦直前の空は、こんなにも美しかった。心の動きを詩にしています。
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2020年2月の記事一覧

扉の向こう

あなたは時々 “僕”という家の扉を閉じて reformのような再構築や DIYのような自己開発を 沈黙の中で行う それは聖なる儀式のように 隔絶の中で行われるから その扉を叩くことも 窓を開けることもせず 時が満ちるのを待っている ひそめた眉の間に在る 僅かなくすみと潜んだ溝が 光る額に置き換わるよう あなたがあなたを あなたの意志で導くことで 扉は内から開かれて 目の前に広がる新たな道は 明日へとまた 伸びて行く

酷く凍えても 魂の真ん中に 熱が真直ぐ届くなら わたしが凍ることはない 派生する幸福の それが全ての源 生かすものに形なく 伝うPowerと光のみ 絶えず湧き出で廻る 魂のEnergie 無償のものだ 幻ではない たしかにある この胸の中にある

翼はいらない

ありもしない 上昇気流を 待ち焦がれてしまうなら その背の翼など もぎ取ってしまえばいい 一歩一歩 地の圧を確かめながら ひたすらに 頂きをめざして登る 消えてしまう風など 幻を掴むよう 転げながら歩んだ道は 確かな標となる 翼はいらない 泥の中でも 歩みを止めない 強さだけがあればいい 翼のシリーズその4。翼をへし折られ、そこから自分の本当の強さを知るのだと思います。

聞いてくれる?

上手くいかないのは やり方の問題で やり切れないのは 体力気力の問題で ゆっくり休んで よく考えるってこと 物事は至ってシンプル それは分かっている でもね たびたび おりおり いつになっても 幾つ乗り越えても 難問はまたやってくるでしょ 難易度上げてね ため息ついていい? 愚痴もね ここにね またちゃんと頑張るから 大切なことは分かっているから

あと少し

見上げるほどの土砂の山 ひとすくい ひとすくい 切り崩し かき出して そうやって 一日を 一週間を  一月を過ごし  ふと見ると 随分と 小さくなった土砂の山 全部どかせば大地も現れ そこに花でも咲くのだろうか 鳥が寛ぎ 人も憩う 大樹もそこに育つだろうか あと少し あと少し あと少し・・・・

想い廻る

ひとつひとつは 教科書で学んだ文字の羅列で 目から得た情報が脳に伝わる 神経を介した伝達のはずが 届く場所は脳ではなくて なぜ心の奥底なのだろう 遠く離れたところから 放たれた言葉に潜む想いが 目の前で語られたかのように 胸を震わせるのは何故だろう 想いは物理的距離を超え 光速よりも速く 今ここに あなたの言葉は わたしに響きます わたしの一部になります それはわたしを生かします そこからまた 誰かを生かすでしょう 言葉は廻り 想いも廻る 廻り受けとめ生かされていく

心のはしっこ

心のはしっこが ぴとん ってくっつけば ほわっとそこから あったまるよ くっついたこと きづいたでしょ? さっかくじゃないの うしろのだれかでもない あなたなの 心がぴとんって くっつけば どんなに心がさむくても かならず そこからあたたまる おもいだしてね そのあたたかさ そういえば って おもってみてね