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「最低の夫」が「聴く」を深めた結果…

ぼくね、

最近、気が付いたことがあるんですよ。

それは

「俺は最低の夫ではなかったか」

ということなんです。

というのはね、ここ最近

「”聴く”を極める」

ということを目指して、日常でも意識しているんです。

で、やはりいちばん話すのは妻ですから、

「嫁さんの話もしっかり聴いてみよう」

と思ったわけです。

そしたらね、いつもと全然違う。

「あ、いつもはここで否定していたな」

「いつもだったら、ここで話をさえぎっていた」

「あ、普段は、ここを聞き流している」

ということにたくさん気づくんです。

それで、ひとりですごく恥ずかしい思いをしました。

ぼくとしては酒もギャンブルも女遊びもやらないし、

「全然いい夫」

と思っていたんですね。

それなのに、ちょこちょこ不満を聞かされる。

「いったい何なんだ。こっちは良い夫なのに」
「愚痴ばかり言って…」

みたいに考えていたんですね。

しかし、それはハッキリと間違っていました。

「悪いこと」をしないから「良い夫」というわけではないんです。

そうじゃなくて、もっと細かな、言葉にならない、

瞬間瞬間の「小さなやりとり」なんですね。

ぼくは、そこをおろそかにしてしまっていたのです。

それは(感じるタイプの)妻のほうでは、うまく言語化できない。

で、「なんか不満」ということになるわけです。

で、ぼくとしては「言葉にしてくれないと分からない」となるわけです。

でもそれは間違っていました。

ぼくが

「聴いていなかった」

んです。

もっと言えば

「聴いている”つもり”になっていた」

ということです。

この「ツモリちさと」が、夫婦の小競り合いの元凶なわけです。

いや、この「つもり」というのは、

「諸悪の根源」

と言えるかもしれない。

とくにすべてのミスコミュニケーションは

「聴いている”つもり”になっている」

が元凶なんでしょう。

ちゃんと聴いている「つもり」で、

「途中でアドバイスしてしまう」
「じぶんの体験談や経験を話してしまう」
「相手の気持ちを勝手に解釈してしまう」
「わかる~と同情してしまう」

こんなことばかりだったりします。

もしくは

「どうやって解決してあげよう」と考えたり、
「大丈夫だって~、と励ます」とか
「もっとポジティブに考えなよ」と強制したりとか
「あなたには価値があるよ」と説得するとか

「よかれ」と思ってやっていることが、

「深く聴く」を邪魔してしまって、

「聴いている”つもり”」になっていることって、

思った以上に多いんですよね。

これは仕事でも親子でも恋人でも同じだと思います。

上記のことをひとつもやらずに、

「ただただ、丁寧に、深く聴く」

ということが出来ている人って、ほとんど見たことがありません。

とくに相手が「子ども」「目下」「部下」だったりすると、

ついいろいろ言いたくなってしまって

「まともに聴いていない」

ということの方が多いのではないかと思います。

「直してあげよう」
「よくしてあげよう」
「教えてあげよう」

がプンプン臭ってしまうわけです。

しかし、逆に言えば、

「聴けてない」

人が多い中で、

「聴く力が高い」

ということは、

「非常に求められる」

ということでもあるんです。

上記の「余計なこと」をせずに

「無」になって深く聴くということができるだけで、

超貴重な人材なんですよね。

旦那さんの話を「深く聴く」ことができれば、

お客さんの話を「深く聴く」ことができれば、

子どもの話を「深く聴く」ことができれば、

確実にコミュニケーションが変わり、お互いの幸福度も高まります。

実際に「ホンネを聴く」のレベルを上げた受講生さんは、

部下の方とのコミュニケーション力がグッと高まり、

さらに信頼されるようになったと話してくださいました。

旦那さんとの関係が抜群に良くなった方もいます。

やはり人は「分かってくれる人」に心を寄せるものです。

お客さんのホンネが見えるようになってきて、

サービスの満足度が上がったという方もいます。

なので最近は「発信」よりも前に

「聴く」

ということを深めて極めることにより変容が起きるんだ、

という結論に達しています。

ということで「聴く」の道のりは果てしなく遠いですが、

これは極めていく価値があると強く思っているのです。

そういうわけで今回、

「深く聴く力」

を高めていける、このような講座を考えました。
https://honne-keiei.com/dojo/

コチラは「ホンネ発信塾」の改良版と言えます。

お互いに「深くホンネを聴く」ことを繰り返すなかで、

「ホンネに気づき」
「ホンネを聴けるようになり」
「ホンネを表現する」

ということが上達してきます。

このような講座は、他にないと自負していますし、

受講生さんからもそのようなお声をいただいています。

というわけで「深く聴く」を極めたい方は、

ぜひ一緒に取り組んでみませんか?


https://honne-keiei.com/dojo/


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