投資は悪 投資は怖い そんなあなたに贈る 3000円投資生活 書評
今回は「3000円投資生活」をご紹介いたします。
あなたは投資をしていますか?
投資は悪ですか?
投資は怖いですか?
そんなあなたに贈る本になります。
この本では投資を小さな金額で、貯金感覚で楽しみながらできるということをテーマに描かれています。
人生を豊かにする一つの方法投資を始めるきっかけにぜひ読んでほしい本になります。
はじめての人のための3000円投資生活
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横山光昭 アスコム 2016年07月
作者紹介
横山 光昭 氏
司法書士事務所を経て、「家計再生コンサルタント」として独立。ファイナンシャルプランナー(以下FP)の資格をもち、債務整理に関する知識を活かしながら、「家計の負債」を中心とした家計相談を行っている。FPとしては異例の活動として注目され、業界紙にも取り上げられる。株式会社 マイエフピー 代表取締役社長 各々に合った債務整理、家計管理を重視し、弁護士、司法書士のみでは管理しきれない部分を整え、家計がうまく再生できるよう相談・指導を進めている。
この本の書評
この本から4つのポイントをご紹介致します。
1、3000円投資生活の基本はバランス型の投資信託
そもそも3000円投資生活とは何か
これは証券口座を開き、月々3000円で投資をはじめバランス型の投資信託を買うという
書くと非常にシンプルな投資の方法を表しています。
ちなみに投資信託とは何か
これは、投資家から集めたお金を、投資のプロであるファンドマネージャーが運用し、その成果に応じて収益を投資家に分配するというものです。
バランス型投資信託とは
日本の株式や債券、外国の株式や債券などが、バランスよくパッケージされた金融商品のこと
このバランス型投資信託は
デメリットはゆっくりとしかお金が増えません。
メリットは株や債券など、広く分散して投資をされているため、安定性が高く銀行の預金口座より利回りがよいことが特徴です。
と書かれています。
3000円投資生活の基本は
貯金をしながら、投資をするのが基本になります。
1、家計を管理し、支出をおさえて、お金の余裕を作る
2、そのお金を貯金し、お金について学んだ上で、投資を行う。
貯金+投資で安全に着実にお金を増やしていくことができる。
月3000円なので、無理なく、ただ、確実に増やしていけるという点がポイントです。
さらにこれは、長期の投資をみすえているため、なお、安定性と確実性が高まります。
2、投資のカギを握るのはお金の見える化
貯金+投資をはじめるには
この基本が大事です。
これは、無駄な出費を減らし、貯蓄をしていくことがポイントです。
さらに作者は以下のキーワードをポイントに挙げています。
消⇒消費のことで、生活に必要なものを使うお金のこと
浪⇒生活に必要なく、無意味で生産性のないものに使うお金のこと
投⇒生活に不可欠ではないものの、将来の自分にとって、有効な生産性の高いものに使うお金のこと
この消浪投の3つをお金を使うときに意識して、それを家計簿に記録し、支出の見えるかを図ります。
この時、収入を100%としたときに消費70%、浪費5%、投資25%にして管理すること
さらに投資25%のうち、貯金15%、投資10%をすることを定めます。
この本にもありますが、
この消費、浪費、投資の概念をきちんと理解することで、お金を増やすことができる基盤ができます。
3、価格変動に振り回されないことが3000円投資生活を成功させる
家計管理はポイントの一つですが、
お金を増やすということを見たときに投資をしないとお金を増やすことは根本的にはできません。
そこで、作者が考える投資のルールとして
投資の価格変動に惑わされないことを上げています。
一時的な価格変動に一喜一憂している限り、余計な時間とストレスを抱えることになります。
具体的には、あの時売っておけば、儲かった。
あの時売ったから損したなどのことが起きる可能性があります。
この価格変動に一喜一憂するのは時間の無駄だと割り切ることです。
もう一つ、投資を始めると
個別株や、アクティブファンドなど、より利回りの良い商品が目に付くようになります。
それに惑わされないようにしましょう。
利回りが大きいということはリスクがそれ相応にあるということです。
それこそ、先ほど言った価格の変動に一喜一憂するのとおなじ思いをするので、
あなたが選んだバランス型投資信託にのみ専念しましょう。
4、おすすめに手を出してはいけない
先ほど、投資は重要ではあるが、振り回されてはいけないということを書きましたが、
それよりも、ある意味、もっと大事な話をします。
それは、おすすめに手を出さないことです。
具体的にはこの本では
おすすめ商品と外貨預金には手を出すのはやめましょう。
ということです。
例えば、お勧め商品は銀行や証券会社が自分が儲かるためにお勧めしているものであり、
手数料が高い商品があります。
さらに、毎月分配がある、利回りが高い、人気があります。
など、甘い言葉で誘惑をしてきます。
気を付けてください。
外貨預金に関しては、様々な国の通貨で資産運用できる商品ですが、
預金という言葉をそのまま信じてはいけません。
これらは日々変わる為替相場の変動で逆に存するリスクすらあります。
これは円建ての預金よりもはるかにリスクが高く、プロですら損する言われる相場です。
さらに手数料が高いデメリットももれなくついてきます。
作者の方はおすすめ商品、外貨預金はやらないほうがいいと警鐘を鳴らしています。
まとめ
ここで、もう一度ポイントの確認です。
1、貯金+投資でお金を考えましょう。
2、お金の支出を見えるかしましょう。
3、一喜一憂しないために、投資について知り、リスクが少ない投資手段を選びましょう。
4、おすすめには惑わされないようにしましょう。
この本での少額の投資は大変勉強になります。
また、実はこの投資は応用すら聞きます。
ぜひ、投資を経験したことがない人はこの本を読んで豊かな生活を手に入れる準備をしていきましょう。
それではノシ
はじめての人のための3000円投資生活
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横山光昭 アスコム 2016年07月