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角川武蔵野ミュージアム探訪記

都心から車で50分。関越自動車道の東所沢を降り、雑木林や畑のなかに物流倉庫が立ち並ぶ一帯を5分ほど進むと忽然と古代遺跡のような建物が現れる。これが隈研吾氏設計の角川武蔵野ミュージアムだ。本が沢山ある美術館とのことで心が踊る。わたしは子どもの頃から本が大好きで、夢のなかでいつも行く本屋さんまであるくらいなので大興奮。

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着いてみると美術館だけでなく、野外ではチームラボのデジタルアートも堪能出来る。館内は本棚劇場と称される高さ8mの本棚に5万冊の本が所蔵され自由に見ることができる。荒俣宏氏の妖怪展やミズマアートの三潴氏監修の現代アートもみられる魅力満載の複合型施設。しかもマンガやアニメが大好きな外国人観光客がお泊まり出来るようANIME HOTEL まで併設されている。(ここは視察できなかったので謎の空間)プロジェクションマッピングされた専用エレベーターが気になる。

庭にはガラス張りのモダンな神社もあり、これも隈研吾氏のデザインだそう。つまり角川武蔵野ミュージアムは、KADOKAWAと埼玉県所沢市が共同で進めている街づくりプロジェクト「COOL JAPAN FOREST構想」の拠点施設「ところざわサクラタウン」のランドマークだったのだ。

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本棚劇場と呼ばれる、このスペースはこんなふうに30分に一回、プロジェクションマッピングされる。この日は森村誠一特集でした。館長の松岡正剛氏曰く「アニマと面影とキャラクターを重視するミュージアム」とのこと。時代の最先端をひた走っている場所なんですね。

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こちらは、美術館出口の前の鳥居。21世紀的神社に「はやくコロナが収束しますように」とお祈りする。庭園はライトアップやプロジェクションマッピングが素晴らしい。夜も素敵!

詳細は以下
https://tokorozawa-sakuratown.jp/

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