花に風
すっかり秋らしい気候になりました。
お元気ですか？
秋分すぎると、夏のあの暑さは夢だったのかしらと思うくらいです。
窓を開けると心地いい風。
朝、晴れているなら、どこか遠くへ出かけたくなります。
いいところ、ご存知ないですか？
さて今日は、爽やかな秋風にスイングするお花。
３種類、ご紹介しますね。
トップバッターは萩。
しなやかにしなる枝は、カメラを向けるとブンブン揺れる。
風が花を煽るのか、花が風を呼ぶのか。
どちらなんでしょう。
瑞々しい白。
季節に適うことは、自然であるということ。
美しいです。
お次は、アメジストセージ。
編みかけの毛糸のマフラーみたいなモコモコしたお花です。
長い茎は、風に揺れてなかなかじっとしてくれません。
ちょっと離れてみると鮮やかな赤紫色のモップみたい。
うわんうわんと波打つ姿は、新種の動物のようにも見えます。
最後は、金木犀。
小さなお花は今、咲き始めたばかり。
甘く切ない香りがうっすらと漂っていました。
20代で初めて開けたピアスを思い出します。
ちょうど金木犀くらいの小粒なお花で、艶消しの金色と銀色をしていました。
もう、穴も塞がっちゃったし、ピアスもどっか行っちゃったけれど。
金木犀の香りって、過ぎた日々の甘さとほろ苦さを思い出させてくれます。
あなたは、どんな思い出がありますか？
じゃあ、今日はこれまで。
お花と秋風でした。
季節の間、グラデーションを味わっていきたいですね。
よい時間を。
ごきげんよう。