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お客さんに寡黙って言われて考えこむ

先日、お客さんに「寡黙な人なんですね」って言われました。

今までにも2、3回言われたことがありまして、その都度ちょっと落ち込みます。
寡黙って「クールでかっこいい」的な褒め言葉のこともありますが、今回に関しては 「もっと話をしたいのに、会話のキャッチボール盛り上げてくださいよ」的な裏メッセージをはっきりと感じました。

接客に絶対の正解はありません。
ゲストハウスによってスタッフのスタンスは分かれます。
ガンガン話しかける元気印を絵に描いたような人もいれば、最低限のコミュニケーションしかとらない人もいます。ゲストハウスのコンセプトによって変わりますが、ひととまるは最低限のコミュニケーションをとる側に近いです。

ただ、その最低限のラインを高く設定しているつもりです。
お客さんの立場に立った時、積極的に話しかけてくるお店は好きではありません。1を聞いたら1.5返してくるのがちょうどよいです。

なので、ひととまるでもそんな感じでやってます。
あと、明確に意識していることは「かゆいところを事前にかいておく」接客やお店作りで、それは言葉を介したコミュニケーションとは別に、宿のあり方として常に頭の片隅(真ん中寄り)に置いています。

それで肝心の会話のキャッチボール問題ですが、頑張ればガンガン話すこともできます。でもキャラ的に違いますし、見た目も生粋の元気っ子じゃないので、仮に元気っ子を演じたら、どうにも痛く見える気がしています。

なので、自然体な接客に今は落ち着いています。
もちろん、友達と会話をしているわけではないので、マナーや礼儀は気をつけていますし、逆に締めるところはちゃんと締めています。その結果、人によっては寡黙に映ることもあると思います。

相手を見て、多少ノリを変えることで対応していくこともしていますが、それでも全員に満点の接客をするのはやっぱり難しいです。

先ほどの「寡黙ですね」の人は、チェックインの時は割と寡黙なグループだったので、私もグループの邪魔をしないように必要なことだけを話すようにしていました。
ただ、食事後にお酒を結構飲まれた方が一人いて、その方が酔った勢いでお酒をいきなり勧めてきたので、そのギャップと唐突さにびっくりして、つい冷たい対応をしてしまい、その時に「寡黙ですね」と言われました。

それで、翌朝は少しテンション高めでいこうと決めて、挨拶を元気めにしてみると、ちょっとそっけないんですね。昨晩はお酒の力だったのか。

接客って難しいです。
同じ人が相手でも時間や状況によって対応が変わってくるし、グループだと一人はものすごく話したい人、他の人はそっとしておいてほしい人って分れたりもします。

永遠のテーマですね。
ただ、どうすればいいかなぁと考えるのは割と楽しいです。うまくいかなかった時は反省もしますが、絶対的に正解を出すのが難しいので、過度に考え込まないように気を付けています。

これからも最適解を求めつつ、柔軟に対応していきたいと思います。

最後に、こういうことを書くと、私の表現が未熟なため、お客さん批判をしていると受け取られますが、その意図はありませんので、どうぞよろしくお願いします。

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