1年間営業してみてわかったこと


今日はゲストハウスのお話です。

年末ですので、ひととまるを1年間営業してみてわかったことを厳しめにまとめておこうと思います。

売上などの細かい数字は年明けにデータ分析しますので、今回はあくまでも感覚的なことに焦点を絞って書こうと思います。


・お客さんは予想以上に来てくれた。
夏以外の時期は厳しいかなと思っていましたが、予想よりちょっと多めに来てくれました。とりあえず生きていけるくらいの収入が得られることはわかりました。細かい月別の人数はまた年が明けたら集計します。


・季節の変動について
海沿いなので、夏が極端に多いなど季節波動はあるのですが、他の時期は割と安定して同じくらいでした。(1月2月は例外です)


・閑散期は思い切って閉める
来年の1、2月から試してみるのですが、冬の間は閉めるのもありだと気づきました。年末年始はお客さんがあっても、他の時期は週末だけになってしまうので、それであればリフレッシュ期間として閉めてみるのもありだと思いました。暖房費など維持するのに出費もかさむので、ゲストハウスに還元できるような別のことしてみる方がよっぽどいいかなと思っています。
今度の1、2月で試して、また結果を考察してみます。

・ワンオペの限界
妻の出産後は、私一人だったので、誰かもう一人いたらゲストハウスの雰囲気ももっとよくできるのになぁと最近よく思います。
誰かと働きたい欲に、妻が抜けたことで実感しました。
募集条件含め、考えてみようと思います。


・モチベーションの維持
毎日ゲストさんがいると人疲れをします。いくら好きなこととはいえ、しょうがないことなので、どうやってリフレッシュをするかが課題です。


・バーは大幅な改革が必要
夏以外は閑古鳥が鳴いています。多分赤字ではないですが、このままだとダメなので、春に工事をして、私設図書館を作る予定にしています。細かいことはこれからつめていこうと思っていますが、もっとエッジのきいた空間にします。


・良くも悪くも無難なゲストハウス
うちのゲストハウスって夏の満足度はとても高いのですが、それって海があるからなんです。それ以外の時期だと、ゲストハウスとして可もなく不可もなくって感じなので、来年は好き嫌いが出てもいいので、印象に残るゲストハウスへと方向転換をしようと思います。


・小さいことの積み重ねが大事
上に書いた改革的なことは大きなことですが、それよりも大事なのは、小さいことの積み重ねだなぁと思いました。これは人生においてもそうですが、ゲストさんにいい思い出を作ってもらうには細かい気遣いが大切ですし、ゲストハウス自体も小さい改善が積み重なって、どんどん居心地がよくなっていくものだと信じています。


・ドミトリーの需要の低下
いつも最後に残るのはドミトリーの部屋なので、これが続くようだったら全部屋個室ってのも選択肢に入れる必要があるかなと思っています。
元々、毎日満室で困るってほどでもないので、お客さんが求めている方向に
シフトチェンジすることに抵抗はありません。


・自社サイトからのお客さんがみんないい人
ひととまるはホームページ、booking.com、airbnbから予約できるようにしているのですが、ホームページからのお客さんとはミスマッチが絶対にないことがわかりました。100%自社サイトからってのはなかなか難しいですが、最終的な目標は100自社サイト予約です。
あと夏の繁忙期はいろんなお客さんが来るので、嫌な思いをすることがあったのですが、今年はうまいことできました。その方法は下の記事をご覧ください。


・口コミに一喜一憂するのは無駄
泊まったお客さんがレビューや口コミを描いてくれるのですが、中には大変辛口だったり、納得のいかないものもある。納得のいかないものに関しては抗議したこともあったのだが、ダメだった。
どうにかしていい評価をもらおうと頑張った時期もあったが、やめた。
そもそも点数なんて主観的なものなので、努力だけではどうにもならない。
とても満足していても、6点のこともある。(10点満点中)
そんなに満足していなくても、9点のこともある。
大事なのは点数ではなくて、気に入ってくれるお客さんがどれだけいるかってことなので、もう口コミの評価を気にするのはやめた。
特にひととまるは古い建物を改装したゲストハウスなので、ホテルのように立派な設備は無理なので、限界がある。
なので、口コミに惑わされずに自分がどういうゲストハウスを作りたいかを突き詰めて考えていくことにした。


・総括
一番の収穫は生活していけるだけの集客はできているということです。
まずはそれを実感できただけでもよかったです。

だからこそ厳しく反省しようと思い、厳しめに書きました。
たくさんの人に来ていただいた分、満足度を上げるためにできることがあるだろうと気付けた1年でした。世の中には色々な方がいて、全員に満足していただくのは難しいですが、リピーターさんを今まで以上に増やすための場所づくりを目指して来年は動いていきます。
とはいえ、図書館構想さえもしっかりと固まっていないので、来年はそれを軸によりよい場所へとしていきます。


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